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ヨハンだがこんな状況を覆す
読み合いを制す
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 「か〜予想通りか!!

 ムウは素早くモンドゴメリーに通信を行う。

 「こちら、アークエンジェル所属 ムウ・ラ・フラガ大尉だ。さっさと離脱しろ!敵はひきつける」

 その言葉にジョージ・アルスターはふざけるなと、声を出そうとした段階で。
 艦長から肘鉄を喰らい、意識を刈られる。

 「わかった。こちらは月軌道に応援を要請しておく、すまない」


 ジンを複数撃破しながら、モンドゴメリーは離脱を開始。
 ムウは、アークエンジェルに戻り始める。

 「キラ、何故お前がこんなことを!」

 「僕は友達を守りたいんだ。アスラァァアン!!」


 ビームサーベルが幾度も交差しながら、イージスとストライクは戦闘を続けていた。
 それを影から狙うのは、クルーゼの機体である。

 「悪いがその機体、壊させてもらう!」

 その時何かの予感めいた物。狙われている感覚を覚えたクルーゼは、回避行動をとる。

 するとそこを狙撃しながら旋回していく、メビウス。

 「またムウ貴様か…」

 「これは…クルーゼか!」



 ――――――――――――――――――――――――――


 「モンドゴメリー安全圏内まで離脱!」

 「こちらに向かってくる熱源を感知!ブリッツ、バスター、デュエルです!」

 「ヨハンに発進許可を出せ!それとブリッツにはミラージュコロイドがあります。
 アンチビーム爆雷の準備を」

 「了解。アンチビーム爆雷を装填。艦尾ミサイルを対空榴散弾頭に換装!」


 「アスカローネ、ヨハン出撃する」

 マウントポジションの状態で、出撃するアスカローネ。
 そのコクピットの通信画面には、ラミアス艦長が映っていた。

 『それでは、ラクス・クライン嬢は』

 「あぁ、モントゴメリーが離脱したのなら。ある程度戦闘したのち
 保護を明かし、引き渡した方が賢明だな。両者にとってもな」

 『わかりました。恐らくフラガ大尉とキラ君は、そろそろ限界に近いはずです。
 健闘を祈ります』

 通信が切られ、G三体と交戦状況に入る。
 しかし三体で射線を隠していた敵攻撃により、回避行動をしていたアークエンジェルはダメージを受ける。

 「中々うまいな!」

 デュエルのビームサーベルを交わし、バスターにツインビームライフルと撃つ。
 撃ちながらも、背後からのデュエルの攻撃を、まるで背後に目でもあるかの様に躱す。

 「この俺を無視するだと!」

 「くっそ!コイツ本当にナチュラルかよ」


 対峙している二人は、この相手にやりづらさを感じていた。
 悉く攻撃が躱され、しかも動きが滑らかであり速いのだ。

 「バリアン
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