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HUNTER×HUNTER 六つの食作法
017話
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されていく。正直な所今日は余り食事を出来ていない、精々4万キロカロリー程しか摂取で来ていない。あまり長い時間オーラの高出力は維持しきれない、だからといってオーラを弱めれば自分の負けを認めるような物、そんな事など出来ない……!!

「「全開、だぁああああ!!!」」

遂にオーラと腕力を全開で解き放った二人、建物自体が小さくだが揺れている。強化系と放出系のぶつかり合い、一気に押し込もうとするウボォーだがそれを必死に押し返し開始の位置にまで戻し抵抗するシャネル。互いの叫び声が木霊しつつも念は強くなり続けている、それが永年に続くかと思えた時それは終った。

「「おおおおらぁああああ!!!!」」

余りのオーラと腕力で台にしていた瓦礫その物が破壊され、砕け散ると言うシズクと全く同じ結果が訪れたのだ。だがそれでも二人は腕を組み続けている、互いに立ち上がりつつ今度は真正面から腕を突き合わせ押し合いに寄る勝負に移行している。

「あいつ、マジで放出系か?」
「さあね。でも嘘を言う意味は薄いと思うし本当なんじゃない」
「ウボォーと互角か……」

押し合いが続く、だが遂に痺れが来たのか互いがバックステップを踏みつつ後退し拳を振り抜いてぶつけ始めた。肉どころか骨にまで響く振動にウボォーギンは笑いつつ思った、こいつを本気で殺したいと。

「面白い……面白かったぜおい、シャネルさんよぉ」
「へっ俺はそこまでだな、いやちょっとだけな」
「良いぜ、もう帰って」

力比べと言う本来の目的を果たしたからかウボォーギンは満足そうに言った、帰って良いと。軽く押さえている右腕を嬉しそうに擦りながら。

「おい良いのかよ帰しちまって」
「良いんじゃないの、元々ウボォーが力比べしたいって言うから連れてきたようなもんだし」
「おいシャネルよ、またやらねえか?」
「ふざけんな、御免蒙る」
「つれねエな」

どこかシャネルを気に入ったのかウボォーギンはそのままシャネルを見送る事にした、正直あそこまで出来るとは予想外だったらしく気に入ってしまったらしい。また、戦いと思ってしまう。そして思わずこんな事を言った。

「明日の0時、街外れの荒野で待ってるぜ。また、やろうぜ」
「……俺が、来るとでも?」
「来るさ、てめぇは俺と同類だ」

ウボォーギンが感じ取った何か、シャネルの隠された本性に近い何か。この男も互角に戦える相手がほしいと心の何処かで思っている。それが間違いだと思わない、恐らくシャネルは自分の全てを出し尽くすほどの戦いをまだ経験していない、そんな戦いをしたいと望んでいる。そう直感出来る。最後に待ってるぜと言うとシャネルは何も答えずに去っていく。

「へへへっ久々に本気が出す時が来たぜ……!!!」


「くそが……腹減ったし腕はい
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