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剣聖がダンジョンに挑むのは間違っているだろうか
第3話・改訂版(一部編集)
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いか」
「そうなんですよね。まぁ、いつかは自分の手で作って見せるつもりですけど」
「全く君の向上心には驚くを通り越して呆れてしまうよ。……まぁ、迷宮(ダンジョン)探索をする以上、新しいスキルを生み出す必要がある時もあるだろうから、そのことに関しては厳しく言わない。
けど、君のステイタスを第三者に知られる様なことだけは避けてくれ。でないと―――」
「娯楽に飢えた神様達に狙われる、ですね?」
「そのことを分かってくれているならいいんだ」
「……いつも色々と心配を掛けてすみません」
「何を言ってるんだ、テレシア君?ボクは君やベル君みたいに迷宮(ダンジョン)でお金を稼ぐことも出来ないんだ。できることといえば、バイトと君達の心配をすること位さ。その位はさせておくれよ」
「そうですか」


ボクとテレシア君がそんな遣り取りをしていると、リビングダイニングと外が繋がっている扉が開かれ―――



「帰ってきましたー!ただいまー!!神様、テレシアさん!」


ベル君が元気な帰宅の挨拶と共に帰って来た。ベル君の帰宅の挨拶で先程までの若干シリアスな空気が吹き飛ばされてしまい、思わずボクとテレシア君は笑ってしまった。


「えっ?えっ?どうしたんですか、2人とも?いきなり笑い出して……?」
「ううん、何でもないよ」
「そうさ、何でもない。それよりもお帰り、ベル君」
「ベル君、お帰りなさい」
「あっ、はい。ただいま帰りました」


……さて、それじゃあ今日はこの子達の主神としてもう一仕事しようかな。まぁ、仕事って言ってもベル君のステイタスを更新するだけなんだけどね。



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