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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
帰郷-リターンマイカントゥリー-part3/慈愛の勇者と
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「ルイズ、私たちや母様の前よ。正直に話しなさい。あなた、陛下からの命令でいったい何をしていたの?なぜ舞台女優なんて馬鹿げた事をしていたわけ?」
「……」
会食の席にて夕食を食べる中、エレオノールは母に向かって言った。この場には、言っていたとおりルイズたちの母親も同席している。
名前は『カリーヌ』。娘たちによく似た容姿と桃色の髪を持ち、三人もの嫁入り直前の娘たちを持っているとは思えないくらいの若さを保っている他、エレオノールのような鋭さと厳しさをそのまま見た目だけで感じさせるオーラが漂っていた。
ルイズはこの母、カリーヌのことも決して嫌いではないし、エレオノールほど苦手意識もないが、姉以上に厳しい人であることを知っていた。家族の中で最も自分が懐いているカトレアがいるとはいえ、できればここにサイトもいてほしかったところだ。
「あらあら、ルイズったら、劇に出ていたの?」
「何を呑気なことを言ってるのカトレア!これを他の貴族にもバレていたらどうするの!陛下の命令であそこにいたらしいけど、何をしていたの!?」
「そ、それは…」
口をつぐむルイズ。いえるはずがない。これはルイズのもつ虚無の力が、国家単位で必要にされていること。それはたとえ肉親である彼女たちにも簡単に教えられることではない。
「なぜ何も言おうとしないの?ま、どうせたいしたことじゃないのでしょう?だって、所詮あなたは『ゼロ』だもの」
見下しているようにも聞こえるが、実際この屋敷に暮らしていた頃のルイズは、知ってのとおりロクに魔法も使えなかった。
「お姉さま、言いすぎですよ。ルイズだって、陛下がお認めになったのだから、何か大事な事情があるのでしょう?」
そんなエレオノールをカトレアがなだめると、パチンと両手を叩いて話を切らした。
「あなたたち、食事中よ」
「で、でも母様…」
続けようとするエレオノールを、カリーヌは一睨みし、睨まれたエレオノールはう、と息を詰まらせる。
「ルイズのことはお父様が戻られてからにしなさい。この子のことは、あの人の耳にも入れておかなければならないわ」
母カリーヌが、一応この場を静めてくれたのだが、ルイズは歯噛みした。
魔法学院に入学する直前までと何も変わっていない。たとえ伝説の力である虚無に覚醒しても、何も変わっておらず、認めてももらっていない…エレオノールが以前のように自分を、屈辱的な意味で『ゼロ』と言っていたのだから。




「じゃあ、あなたも俺たちと同じ…」
ルイズが姉と母と会食の席へ夕食を食べに行った頃、サイトとハルナは『春野ムサシ』と名乗った男と、彼が特別に与えてもらっていた部屋にて話をしていた。地球人三人がファンタジーに満ちた世界の屋敷で、それもピグモンという小さな怪獣も交えてこの場にいるという状況に、奇妙な雰囲気を感じさ
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