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Lv.9999億の骸骨(勘違い物)・ω・`)ノ
Lv22「不死王の世界征服D〜烏合の衆〜」
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していたってね。
人間王国の大飢饉は帝国の仕業だったのよ!」

「「や、やっぱり、悪の大魔王だった!?」」
「「な、なら、今回の首謀者であったと、宣伝すれば帝国も潰れるのではっ……?」」

この大根役者真っ青のやり取りに、三大理事国の一角を成す、ニャンコ商国の指導者ニキータがツッコミを入れた。

「さすがはスター主席ですにゃー。
国際会議で、平然とスパイ使っていると宣言するなんて、誰にでも出来る事じゃないですにゃー。
共産国はこれだから凄いにゃ、にゃ、にゃ」

丸太のように肥え太った猫人は褒めているように見せかけて、皮肉をスターに全力投擲していた。
そのやり方に、スターは、正直、アンタ、商売人として失格じゃないの?共産国ってそんなに市場としては美味しくないのと疑問に思ったが口には出さない。
いや、出す暇がなかった。四大理事国は、今では一国減って三大理事国になってしまったが、もう一国――鬼族連に重要人物がいるのだ。
その名を鬼姫。スターと同じく、何年生きているのか分からない不老種族の女性だ。

「いや、これを宣伝しても効果が薄いじゃろ……。
善人がやる悪行はインパクトがあるんじゃけど、悪人がやる悪行は宣伝効果が薄いしのう。
今まで、散々、帝国の悪い情報を流したようじゃが効果が薄いじゃろ?
帝国の勢力圏だけでも、大きな市場があるから、企業は海外進出しなくてもええしのう
それにスター主席殿、帝国が飢饉を演出した証拠はあるのかの?
無かったら赤っ恥じゃよ?」

その言葉の主である鬼姫は、巫女服がよく似合う鬼の女だ。透き通る黒髪から、鋭い角が生えている。
角のせいで頭が重くないのかしら?キスする時、相手に角が刺さったりしないの?とスターは思ったが、人種差別とか言われそうだから、質問に返答で返す事にした。

「証拠?そんなもの、幾らでもあるわよ?(捏造すれば良いし)」

「なら、それを提出して欲しいんじゃよ。
全世界が相手なら、さすがの帝国も、針の穴を通る程度くらいの譲歩はするはずじゃろ?
ほれ、提出するんじゃよ」

鬼姫が、場の主導権を握ろうとしている。
そう感じ取ったスターは不機嫌になった。

(ここで素直に証拠を出したら、私がこの胸だけが大きい、角女の手下みたいじゃない。
巫女服着ているのは、胸の大きさをアピールするためかしら?
ああ、やだやだ。
私みたいな小ぶりのサイズが丁度いいのにね)

そもそも、証拠の捏造はまだ完了していない。
整合性が取れるように捏造するのは時間がかかる。
帝国が人間王国を併合してから3日ほどしか経過していないから、捏造するのに時間が足りない。

「証拠を出せないのかのう?
共産国の得意分野は、証拠の捏造じゃろ?
はよ、証拠があるなら出さんのか?
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