機動戦艦ナデシコ
1451話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
状況でならもう少しアクセルを貸してもいいけど」
「か、貸し!? いえ、いいです。その、少し頭を冷やしたいので!」
「そう? 残念ね。じゃあ、アクセル。私達も食材探しに行きましょうか」
「……まぁ、それはいいけど、ここは砂の海だからな。バーベキュー用の食材を獲るのも難しいぞ?」
ここが岩の海であれば、アワビやサザエ、牡蠣といった貝類が結構期待出来るんだが……
まぁ、頑張ればタコとか魚とかは獲れるかもしれないが、岩の海に比べるとやっぱり見つけにくいし、獲りにくいんだよな。
この辺はどうしても海底が砂一色になっているのが関係している。
バーベキューの食材自体は俺の空間倉庫の中に入ってるけど、海でのバーベキューなんだし、出来ればやっぱり海産物の類も欲しいよな。
「アクセルなら大丈夫でしょう?」
そう告げてくるシェリルの表情には、俺に対する絶対的な信頼が存在している。
そんな風に見られると、俺としても何とかしたくなってしまう。
「まぁ、何とかしようと思えば可能だけど」
そう告げ、空間倉庫からスライムを取り出す。
どのみち海中にさっき見た移動ポッド型のチューリップがないかどうか確認する必要もあったので、そのついでと考えれば手間は掛からない。
そのままスライムを細く糸状にしながら、海の中へと沈めていく。
地上と比べると色々能力が限定されてしまうが、それでも魚の類を獲る程度の事は容易に出来るだろう。
……こうして、俺はスライムによって周辺一帯にチューリップがない事を確認し、同時に魚を十匹程獲る事に成功数する。
その後のバーベキューも大いに盛り上がったが……魚がスライムによって獲られたものだと聞いた時、何人かは微妙は表情を浮かべるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ