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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第243話
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〜真・煌魔城〜



「ま、まさかトマス教官が”星杯騎士”―――それも副長を務めている人だなんて……!」

「し、信じられない……!」

「前々から疑問に思っていたが俺達の学院の教官達の採用基準はどうなっている!?」

「とても副長を務めておられるような方には見えませんでしたが……」

「しかもロジーヌまで”星杯騎士”とはな……」

「青天の霹靂だね。」

「アハハ……オジサンも士官学院に”星杯騎士団”が潜入している事までは予想していたけど、まさか”守護騎士(ドミニオン)”―――しかも”星杯騎士団”の副長が潜入していたなんてね〜。」

「さすがは”星杯騎士団”ですね……」

「フフ、『人は見かけによらない』という諺とはこの事を言うのだろうな……」

「ったく、アインの奴、知っていて黙っていやがるなんて相変わらずいい性格をしているぜ……」

昇降機が上へと向かっている中先程の出来事を思い出したエリオットやアリサは信じられない表情をし、セレーネは呆け、ユーシスは疲れた表情で声をあげ、信じられない表情をしているガイウスの言葉に続くようにフィーは目を丸くして呟き、ミリアムは表情を引き攣らせ、クレア大尉とラウラは苦笑し、トヴァルは疲れた表情で溜息を吐き

「フフッ、まさかトマス様が”星杯騎士団”の副長だったとは、わたくしも驚きましたわ。」

「……正直俺も信じられない思いだ。フッ、ケビン・グラハムに続いて欺けられるとは俺もまだまだだな。」

「ハッハッハッ!それにしてもまさか我が母校にケビン神父の”上司”が潜んでいたとはね。”灯台下暗し”とはこの事を言うのだろうね♪」

「……洒落になっていないぞ。」

「フフッ、もしかしたらわたくし達の女学院にも”星杯騎士団”の方がいるかもしれないわね♪」

「アルフィン義姉様も冗談にならない事を言わないで下さい……」

シャロンとレーヴェは苦笑し、声をあげて笑ったオリヴァルト皇子の推測を聞いたミュラー少佐は静かな口調で指摘し、微笑みながら呟いたアルフィンの推測を聞いたエリスは疲れた表情で指摘し

「フッ、この様子なら他の教官達も実はどこかの組織の凄腕の使い手かもしれないね♪」

「ア、アンちゃん、それ、冗談になっていないよ……?」

からかいの表情で呟いたアンゼリカの冗談交じりの推測を聞いたトワは冷や汗をかいて指摘した。

「そう言えばリィン達の学校の一部の先生達も”カレイジャス”の防衛をしているよね……?その事を考えるとこの世界の学校の先生たちはみんなサラさんやトマスさん達みたいに強いのが常識なのかしら……?」

「いやいや、教師であんな非常識な強さなのはサラ教官達だけだから、一般の教師の枠にサラ教官達を含めないでくれ!」


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