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007「妖精さん、豚人間を追跡せり」
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逃げた3匹の豚人間を追跡するために、シルバーは空を飛んだ。
しかし、地上を生い茂る木々が、豚人間達を隠してしまう。

『サーチ&デストロイっ!サーチ&デストロイだ!妖精さん!』
『銀髪ロリとイチャイチャするためにっ!俺が妖精さんに命じる!豚をっ!殺せ!』

(この森、広いな。どうやって豚を見つけるんだ……?
逃げた方向はわかるが、難しいぞ、これ……たった3匹だし)

『3匹の子豚ならぬ、3匹の豚人間』
『妖精さんは、きっと家を吹き飛ばす狼さん役』
『そのネタだと、妖精さんが負けちゃう!』

(ど、どうしよう……見つけるの無理っぽい……?)

『妖精さん、妖精さん』

「ん?」

『あいつらも水を飲んで生きている生物だろ?』

「うん、たぶん」

『200匹の大群をどうやって養っているのか知らないが、巣はきっと水源に近い場所にあるぞ。
川沿いに探せば見つけられるんじゃね?』
『もしくは廃村になった村とかあれば、絶対にそこに住んでるよな。井戸あるだろうし』
『豚は、生活に便利な場所に住むとです』

(他に当てがないしなぁ……川沿いに探してみるか。
1本1本、調べれば、巣も見つかったりして……)

〜〜〜〜〜〜

シルバーが川沿いに捜索活動を続けた結果。
ゆっくり歩いている3匹の豚人間を発見した。
時間にして、十秒後の出来事だった。

『発見早すぎwwww』
『ちょwww妖精さん、幸運に恵まれてるだろwww』

(生物って、周りの地形に縛られて生きてるんだな……)

動物も人間も、生活しやすい場所に、好んで住み着く。
それは世界が違っても変わらなかった。
川の近くに拠点があれば、魚も取れるし、水も飲める。良い事三昧だ。
あと、国から離れれば税金の取り立てもない。

「ブヒィー!エルフィンちゃんの身体で、俺の深い悲しみを慰めてもらうブヒィー!」
「今日は厄日ブヒィー!」
「次に出会ったら、あの妖精さんのチッパイを可愛がってやるブヒィー!」

よく見たら、豚人間達は、森に自生している山菜を食べながら、飢えを満たしつつ帰路へと着いている。
とんでもない超雑食動物だった。

『無数の細菌が生きている状態の作物を食べてる件、調理しないと死ぬぞ……』
『ちょwwww食中毒になって死ぬぞwwwアホかwww』
『なるほど、これなら農業しなくても、200匹くらい豚人間を養えるな……ファンタジーすぎる……』

(おいおい……これ1匹でも逃がしたら、そこら中でまた繁殖しまくりって事じゃっ……?
うわぁ……皆殺しにしないと、弾丸が幾らあっても足りないぞ……。
森って広いし、イモっぽい山菜も広範囲に自生している感じだし、一度逃がすと面倒そうだなぁ)

シルバーは戦慄し
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