第四話 出港
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
.I.V.A.セキュリティ社が払い下げた機体だ。セイバーの系譜にあり、外見が酷似している他、可変機構も備えている。
「エディ。さっさと行くぞ。」
「りょーかーい。」
エディを促すと、軽ーい返事と共にコックピットに乗り込む。当然二人ともパイロットスーツだ。
『パイロットの搭乗を確認……脳波測定完了。ZGMF―X30J、起動。』
俺が座席に座ると合成音声が響き、自動で機体が起動する。この機体にはとある企業が開発した高性能AIが搭載されている。よって簡単な動作なら人が操作しなくても可能だ。
「レイス、宜しく頼む。」
『了解、ブッ飛ばしますか?』
「……いや、普通に頼む。」
このAI、レイスと名付けたのだがここ最近、妙に人間臭くなってきている。冗談を言ったり拗ねたり怒ったりと感情があるかの様にふるまっている。
ともあれ、自動で変形すると、先発したラヴクラフトに向けてオートで飛翔する。
「さてさて………これで終われば良いんだがな。」
「……たいちょー?」
『大尉?何かありますか?』
「……いや、多分大丈夫だろ。」
そうはいってみたものの、やはり嫌な予感は消えなかった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ