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リリなのinボクらの太陽サーガ
アブソーブディシジョン
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る光を取り戻した事を意味していた。

「(いつの間にか僕も、また前へ歩き出せるようになったみたいだ。ヒトの意思の強さ……なのはやマキナ達皆のおかげで、僕はそれを再確認できた。彼女達みたいな人がいるんだ、次元世界にも未来の希望はちゃんとある。僕もこっちにいる間は、彼女達と一緒にそれを守ってみせるよ)」

決意を新たにしたジャンゴは、とりあえず先程の捕虜達を救出するべく、近くにある危険度の低いランディングゾーンに端末でヘリ要請を送る。受領の返事が届いて端末から顔を上げると、ふと隣の牢獄の中に一本の杖が転がっているのを見つけた。

「これって……デバイス? なんでこんな所に……」

「どうしたの、ジャンゴさん。……あれ? そのデバイス、どこかで見たような……」

「理由はともかく、なのははこのデバイス少し使ってみたら? 義手のおかげで魔法が使えても、杖みたいな武器があった方が慣れてて戦いやすいって、前に言ってたよね」

「ん〜他人のデバイスを勝手に使うのは少し気が引けるけど……わかった。スカルズ相手に無手で挑むのはやっぱり不安だから、ちょっとだけ借りるという形で使わせてもらう事にするよ」

そんなわけで若干の申し訳なさも感じながら、なのははレイジングハートより柄が少々短めの杖を手に入れる。持ってみると結構手に馴染む、などと感想を抱いたその杖がプレシアの物だと気付くのは、ほんの少し先の話である。

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