暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン ー青黒剣士ー
SAO
Episode2 謎の細剣剣士
第5話 細剣の持ち主
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得できないスキルがある。

「へー どんなエクストラスキルなの?」

エクストラスキルには興味があった。もしあったら獲得したいと思っていたほどだ。

「えーっとね、たしか<体術>スキルだったよ」

<体術スキル>鉄拳や投剣を習得できるスキル。たしかベータの時噂になっていた。

「じゃあど今度、場所教えてよ!」

投剣はやりたい!と思ったがフェルはそう簡単には言わない

「やでーす!そういうのはアルゴちゃんに行ってください!」

「えー。めんどくさいなー」

いつもの雑談のように、笑ってた。

そのとき

「「キャーーーーーーーーーーーーーー誰かーーーーーーーーーーーーー」」

耳をつんざくような悲鳴が聞こえた。

この声は女性プレイヤーの声だった。

モンスターにでも襲われたのか?

「!?」

そのときフェルは、思わぬことを言い出した。

「やばいよシュン 今悲鳴が聞こえた方向は、フィールドボスのとこだよ」

何? それはやばい。

フィールドボスにやられる女性プレイヤーは見たくない。

「よし。助けに行くぞ!」

「うん」

俺とフェルは装備を軽量化し、フィールドボスへ猛ダッシュへ向かった。




第8層 山岳の中腹

2分くらいで猛ダッシュした先にはフィールドボス<メカトロ・ザ・コボルター>が、電気をまき散らしながら、誰かと戦っている。

「あれだよシュン。女の子がモンスターにいじめられてる」

ボスの先には、細剣を持った一人に少女がボロボロになりながら戦っていた。

HPバーは…

「やばいぞフェル!あの子、HPバーがレットゾーンに入り込んでる!」

HPバーは満タンの時はグリーン、半減した時にはイエロー、3分の1になったときはレッドに色が変わる。

彼女はもうレッドゾーンで、あと3激くらい食らったら死んでしまう。

すると女の子は

「あ、そこのプレイヤーさん 助けて!キャーーー!」

俺はもう我慢できず、エレメンタルブレードを抜き、叫びながら突進した。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

「シュン!」

フェルの声は俺の耳には聞こえず、ただ突進をつづけた。

「うぉぉぉ!」

俺は全身の力を籠め、短剣ソードスキル「ファッドエッジ」を繰り出した。

HIT数は4、素早く切り付ける攻撃で、横→横→横→縦の4連撃スキル。

「グララァァ!」

どうやら攻撃は効いた・・・

が・・・

「しまった!」

敵はものすごい勢いで俺に振り向き、俺にパンチを食らおうとした。

さらに、今ソードスキルが終わったところ。体は硬直して動けない。

「グリャララア!」


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