戦に関わったものの最低条件
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か快方に向かうかは未知数だ。
それと彼らは彼らで動いている。とだけ言っておこう」
最後のモレノさんの話で、幾分気持ちは楽にはなったか。
「(ニール君、君は戦う道を選んだ。どうあれ、戦を始めた者には責任がある。それがどんな形であろうともだ)」
「降りることは許されない。だが丁度我々は人員を欲している。さぁどうするニール・ディランディ」
「…へっ、俺はもど「言い忘れたが戻るのは不可能と言っていい」」
「「どうして(っすか)?!」」
「簡単に言えばヴェーダを奪われたのは知っているな?」
それに頷かずとも、当に知っている。といった表情だな。
「で、黒幕がいると分かっている中。外に行くのは安全かな?」
「そして、君たちの支援者の小娘。俺はあいつも信用していない」
「どうして、王留美の事まで…」
「独自のネットワークの賜物。とだけ言おう、問題は彼女がしていることだ」
幾つかの資料を見せる。
そして、驚愕のCB一行。
「簡単に言えば子供の癇癪で人の命を軽んじる物だな。
自身はただ眺めている傍観者気分。その癖、自身の環境が気に入らないからと世を変えるという愚かな発想」
「どう思う、俺ならばこの餓鬼のために危険な目にあう。命をかける。馬鹿らしい、唾棄すべき汚物だ。
自分の力を行使するでもなく、他力本願で誰かの死を願う。ドブの臭いが鼻につく」
「それで、どうする。さぁ 答えを聞こうCBの人員諸君。
帰れるか分からず、帰っても足手まといとして惨めになるか ニールを見る
自身の幸福を捨て、泥沼の橋を渡るか… リヒティ・クリス・モレノ
さぁ!答えを聞こう。何も俺はいじめたい訳じゃない。ただ命をかけた先、死んだとして納得できるかどうかだ」
「俺はこっちに残るぜ」 「私もだ」 「俺(私)も」
即答か…
「まぁここには妹がいるしな。命をかけるには十分さ」
「見たい物があるんでな」
「今は無理でも会えないとは言ってないし」 「それに、休暇もいいかなって」
俺達三人は互いに顔を見合わせ、笑みを浮かべ告げる。
「お見事だ」
「「ようこそ!!自由な炎、FFへ!」」
(眩しい物だな、だが、だからこそ人間足りうる)
ああ、さすがだなビアン。奴らはやっぱり、誇りと矜持ある変革を促す者たちなんだろうよ。
世界には、ゆっくりとだが戦の音が近づいていた。
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