戦に関わったものの最低条件
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かってるさ。だが言わなければならない、本人を前にして沈んだ顔など辛いだけだ。
「大きなという事は何か異常はあったという事だな」
「あぁ、利き目の視力が格段に落ちている。良くなるのかはわからない…残念ながらな」
リヒティとクリスはショックな様子だった。
それはそうだ。仲間が事実上の戦力外と言われたようなもの。
「多分、兄貴も言うだろうけど。そんな顔は本人の前ではするなよ、同情なんてあいつも望んじゃいない」
「あたし達もだけど、そうなる可能性がありながらも選んだのは自分。って感じね」
さすがミハエルとネーナだな。兄として誇らしく思う。お前はどうだビアン?
(私は、少し教えただけだ。この道を選び育ったのはお前たちの力よ。それが答えだ)
子は親から学ぶのさ、どうあるべきかを。
「その通りだ。リヒティ、クリス頼んだぞ」
二人はただ力強く首を縦に振った。
―――――――――――――――――――――
「そろそろ起きるぞ」
「ん、っん〜…ぅーこ、ここは」
「私たちの艦です。ここは」
「なに?!…っつどういう事だ。俺は…それに、リヒティ達まで」
「我々が救助しました。貴方もですよ、ちなみに弟がね」
「へ!お前も覚えてんだろ死神みたいなガンダム、ありゃ俺だ」
「ハ?おいおいまじかよ…ってそう言えば組織は、それになんでここにいるんだ」
まだ覚醒して直ぐなのに気が付くか。
「俺達の母艦はまぁ俺とクリス、モレノさんがいる事でわかるかもですが大破。今はバラバラっす」
「それと、大破したのがあの後の戦闘でね…結果的には負けって事になるのかな」
「なんだと!おい、連絡はつかないのか?!」
「行ってどうする」
「決まってんだろう。仲間を…」
俺はモレノさんに目で伝えていいか、問いかける。 答はOK。
「探すか、何も手段がないのにか?」
「ハッ!そうか俺のガンダムは…くっそ!」
「何より自分の利き目を確かめてみろ。とてもじゃないが戦えない」
ロックオン、今はマイスターではないだからこそ、こういうべきだろう。
「分かったか、ニール・ディランディ。今の君では例え、君の相棒と一緒に戦っても以前と同じ結果になる」
「ロックオン、ロックオン」
「は、まさか目がやられてるとはよ…」
「そしてもう一つ、あの戦いはあの後の一戦で蹴りがついている。それを蒸し返す等ナンセンスだ」
「……オーライ、しょうがねぇさ覚悟の上だ。で、どうすればいい?」
モレノさん。俺は目で促す。
「まず、君の目が今後失明するの
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