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ヨハンだがこんな状況を覆す
ガンダム00
4枚羽に憧れて
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  夢をみた。

 4枚の羽根を持つ鳥が

 果てない空へ飛んでいく姿を



 「……あれ?俺は…ここは……一体」

 【よう!!】

 「誰?」

 【よくぞ聞いてくれた。
 俺はお前たちが世界と呼ぶ存在。
 あるいは宇宙、
或いは神、
或いは真理、
或いは全、
或いは一……
 そして俺は、

お前だ】

 目の前のぼやけて見える存在が、自分を指さすのと同時に
 先ほど迄は存在を感じなかった扉から、黒い手が俺を扉の中へと引きづりこもうとする。



 【ここは輪廻を司どる場所、半端な奴は真っ白にされてリリース、資格ある者だけがここから先にいける。
 さぁ…お前はどっちかな?】


 自分が何なのかわからない状態で頭の中を物凄いスピードで映画を見せられたような感覚だった。

 「ぐおぉおおお!!頭が!…」

 理屈はわからないが、漠然とそれが自分の記憶だった物だと何となく感じた。
 自分という存在が薄くなるような、体が砕け散りそうな感覚の中
 目の前を4枚の羽をはやした鳥が、横切った気がした。

 「こんな…こんな所で、死んでたまるかぁぁあああ!!」

 その鳥を見た瞬間、何故だかわいた言葉だった。
 そして俺は必至に前に手を出すと、ふいに何かに触れて声が聞こえた。

 (お前の声、たしかに届いたぞ)


 俺は自分がどうなったのか知ること叶わず、意識が途切れた。




 【驚きだね〜、こいつが片目の犠牲でここを通ったのも、偶然とはいえ
 アンタの魂と片目の代替え品を掴み取ってくるなんて】


 (魂の半分を私が補う事でこれより先に通れたのだろうがな。しかし私を受けれる器があったのは確かだ)

 【だろうね、じゃぁまたここにこないことを願ってるよ】


 片目の住人を残し、この場所は誰もいなくなった。


 【彼らに少しプレゼントをしとくか……楽しみだ】


 ―――――――――――――――――――――――


 俺がまだデザインベビーとして培養器の中にいた時
 意識だけだが、イオリアという天才ツンデレ爺さんと対話した。
 
俺たちが異次元世界の住人だった事から接触をしメッセージを送ってきたようだ。
 彼自身はコールドスリープの状態であり、意識体のような物らしい。
 俺は記憶の中に、この世界の事を映画のようにだが知っている。何故知っているのか、事の細かい所まではわからない迄もだ。

 自分の名前がヨハン・トリニティだと培養器に着けられた名前でわかったとき、俺は……


 絶望した。


 まさかの噛ませ犬、しかも状況は詰んでるに等しい。


 幸運なのは、
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