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ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
無駄話
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はわかった。いや、わかってしまったと言うべきか

「了解した。今日の帰りに薬局でも……」

「燐も乗らないで!!」

その少女を手招きすると詩乃に聞こえないように声のボリュームを下げる

「……もしかして詩乃ってそっち系の耐性はないのか?」

「私が友達になったのは極最近だけど……ここまで耐性がないとは思わなかった。彼氏さんは知らなかったの?」

「ちょっと事実があって二年ぐらい会わなくてな。二年前はそっち系のネタなんて思いつかなかった」

「ふーん……」

「あまりいじめてやるなよ?」

「彼氏さんだっていじめてたじゃん」

「あれは愛情表現だ。……そろそろ時間が危ないから行くよ」

別にいつもの連中を待たせる分にはかまわないのだが、今回はそうは言ってられない。もうすでに遅刻なのだが、さすがにこれ以上はマズい

「……まだ色々聞きたいことがあるけどな。まあ、明日朝田さんから直接聞けばいっか」

「ほどほどにしてやってな。詩乃、そろそろ行くぞ」

詩乃はというとヘルメットをつけるのに手間取っていた
ジーと見ているとごそごそやった後、顔を赤くして言った

「燐、お願い」

「了解……苦しくないか?」

「うん、平気」

詩乃が俺にしっかり抱きついたのを確認するとエンジンを起動させる
小気味のいい音と共に俺のテンションも上がっていく
性格が変わる程ではないが、バイクに乗って風を切るのは楽しい
今回は後ろに詩乃が乗っているというのも相まってちょっと危ない
性格は変わらないがキャラ崩壊の危機。今さらか

「どこに行くの?」

「ダイシーカフェっていうところだ。ソードアート・オンライン時代の知り合いの紹介と……あとは行ってからのお楽しみだな」

あの件は今言うべきではない。前情報なんかあったら実際に会ったときの感情の起伏が少なくなるだろうし連れていくのも難しくなる

「ふうん……それってキリトも?」

「キリトとアスナとリズだったか?まあ、順次紹介するから楽しみにしてな」

エギル?そういえばいたな。そんなやつも
スキンヘッドで色がちょっと黒い恐面の男がサムズアップしている情景が浮かんできたので、頭を振ってイメージを追い出す
……蝶ネクタイは似合わないと思うのは俺だけだろうか?











道筋については割愛する。そもそもうちの人(蕾姫)は東京の道に関する知識がない

「ここ?」

「ああ、ここがダイシーカフェだ」

元SAOプレイヤー、エギルがやっている店である
そんなこんなで縁があり、俺たちが集まるときは大抵この店というのがお決まりとなっていた
現実世界に帰ってきたときキリトから聞いた番号で電話をかけたのだ
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