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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第108話
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「遅いっ!!」

「がっ!?」

「ぐっ!?」

エオリアが放ったクラフト――トキシックナイフを受けて怯み

「うぷっ!?」

「気持ち悪い……!?」

さらにトキシックナイフに塗り込んである特製の毒に侵されて、表情を青褪めさせた。そこにロイドとワジが突撃し

「うちのキーアをそんな言い方で呼んだ上、銃口を向けるなんて絶対に許さない!ワジ!」

「オーケー、リーダー!」

怒りの表情のロイドはワジと共に銃を持った兵士達を挟み込み

「イーリュン、ロイド達に力を貸して!アルテミスの祝福!!」

その瞬間、キーアは祈りを捧げて魔術―――アルテミスの祝福でロイドとワジの身体能力を上昇させ

「アークス、駆動!ラ・シャイニング!!」

さらに複数の味方を一時的に集中力を高め、命中力や回避能力を大幅に上昇させる”心眼”状態にするアーツ―――ラ・シャイニングをツァイトとエオリアに放った!

「おおおおおおおおおおおっ!!」

「ハァァァァァァァァァァ!!」

「「ぐああああああああっ!?」」

身体能力を上昇させられた2人はすざましい速さで次々と連続攻撃を放ち

「「ストライク……ヘヴン!!」」

「ぐあっ!?」

「がっ!?」

最後に2人同時に強烈な一撃を放って、銃を持った兵士達を戦闘不能にさせた!

「クソ……!」

「生意気な真似を……!」

一方スタンハルバードを持った兵士達は立ち直った後、後方のキーアに襲い掛かったが

「鳳凰牙!!」

「グアッ!?」

「ががッ!?」

ツァイトの強襲攻撃を受けて怯み

「吹き飛びなさい!玄武の地走り!!」

「うおおおっ!?」

「うわあああっ!?」

リタが放った衝撃波攻撃を受けて吹っ飛ばされて壁にぶつかり

「セリカさん、私達に仇名す者達に裁きの雷を!!セナケリプの雷光!!」

「「ギャアアアアアアアアアアアアッ!?」」

エオリアが放った魔術―――セナケリプの雷光によって上空に発生し、落ちてきた聖気を纏った雷をその身に受け、その場で膝をついて動かなくなった!



「……ぐうっ……」

「つ、強い………」

地面に膝をついた兵士達は呻き

「さて―――僕の出番かな。」

ワジは静かな笑みを浮かべて呟いた後一歩前に出て星杯のメダルを手に持って前に出した。

(星杯のメダル……?)

ワジの行動を見たロイドは不思議そうな表情をし

「我が深淵にて蒼金(あおがね)の刻印よ………」

ワジが詠唱を始めるとワジの背中に金色の紋章―――”聖痕”が浮かび上がった!

(しき)の銀耀と結びつきて、偽りの記憶を彼らに与えよ。」

「……
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