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ゲート 代行者かく戦えり
歩兵用武器解説(日本編)その2
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おいて製造されている。


個人運用可能な携行無反動砲であり、
本体は砲身、グリップ、照準器、チークピース、肩当、脚、撃発装置、
閉鎖機を兼ねた砲身後部ノズルからなる。前方の砲口部にラッパ状の縁があるが、これは砲身の破損変形を防ぐための部品で、射撃時には外される。砲身は特殊鋼製で、24条右回りのライフリングが刻まれている。


発射方式はクルップ式であり、対戦車榴弾のHEAT 751(タンデム弾頭)、HEAT 551、多目的榴弾のHEDP 502、榴弾のHE 441B、照明弾のILLUM 545、発煙弾のSMOKE 469B、周辺防御用弾頭のADM 401といった多様な砲弾が用意されている。対戦車榴弾にのみ、弾頭を加速させるため砲弾にロケットモーターと安定フィンが付属する。


雷管は薬莢の側面に配置され、装填の際に撃発装置との位置決めを行う必要があるため、薬莢底部のリム(起縁)には砲身側の突起と噛み合わせるための切欠きが設けられている。
無反動砲という特性上、発射時には強力な後方爆風が発生するため、射手の後方に爆風を遮るものがないよう、発射する場所や環境には制限がある。


戦車や装甲車、トーチカのように、歩兵部隊が保有する装備(小銃など)では破壊が難しい目標を攻撃する、高い破壊力を有する軽量の歩兵砲として開発された。その後、1964年より軽量化などの改良を加えたM2が実用化され、また、これらの砲の技術を応用して、使い捨て式の対戦車擲弾発射器としてAT-4も開発された。1991年には、砲身以外のスチール製部品をアルミ合金やカーボン繊維強化素材に変更して、軽量化が施されたM3が実用化された。


陸上自衛隊ではカールグスタフM2を84mm無反動砲として採用しており、部隊では通称として「ハチヨン」や単に「無反動」などと呼ばれている。それまで使用していた89mmロケットランチャー(バズーカ)に代わる歩兵携行用対戦車兵器として、1984年からは豊和工業によるライセンス生産が開始され、2005年からM3が導入されて現在交代が進められている。


通常は普通科小銃小隊1個班に1門を装備している。本装備を使用する隊員は小銃ではなく9mm拳銃を携帯し、予備弾運搬手が随伴する。使用可能弾種は榴弾、対戦車榴弾、照明弾、
発煙弾の4種類があり、110mm個人携帯対戦車弾や01式軽対戦車誘導弾(軽MAT)よりも弾薬に多様性があるものの、携帯型対戦車兵器としては旧式化したため、改編された部隊を中心に軽MATにより更新されている。


しかし、未更新の普通科部隊では未だに主力火器として部隊配備が継続されているほか、軽MATの配備により余剰となったものは特科・機甲・施設・後方支援部隊の自衛火器として管理替えされ、現在も第一線で使用されて
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