暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第237話 ボスを倒したいT
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? を模索するユウキ。何やら、お説教を恐れる子供の様な仕草なのだが、この場合、ランも同罪な気がするから、気にしなくて良い……と思うのは、自然な事ではないだろうか?
 が、それでも必死に考えて……出てきた。

「えーっと、え、っと……えーーーっ、、、は、白()の りゅ、リュキっ!! そう、リュキお兄さんっ!」
「……白()のリュ()キだ。っ……、白銀(それ)、自分で言いたくなかった……」

 思わずツッコミを入れるリュウキ、そして2人のやり取りを訊いて、思わず吹き出してしまうのは、アスナとレイナだったりする。他の5人は 2人程は反応をしてなかったのだが――、名前を盛大に間違えた事、本来であれば、結構失礼な気がするのだが……、それをおもしろおかしく? ツッコミをしている(様に見えるリュウキ)と、それを見て、にこやかに笑っているアスナやレイナを見て、次第に笑いに包まれていく。

「こーら! ユウっ! 知ったかは、やめなさい」
「はぅっ」

 はぁーっと 拳に息を吹きかけて、ぽかっ、と頭に拳骨を落とすのは、ラン。
 確かに自己紹介をしてなかった自分にも非があるが……それでも、名前を間違えてしまうのは、不躾だ、と思ったのだろう。

「ランがいて珍しいねー。ユウキの操縦見誤った?」
「あはは……、私も嬉しくって、色々と……ね?」
「ちょっとー、操縦ってなにさーっ!」

 きゃいきゃい、と言い合っているメンバーを見て、改めて温かい気持ちになるのは無理も無い。本当に仲の良い――、ギルド、と言う名前よりも、長年連れ添ってきた まるで家族の様なアットホームな温かさを感じられた。
 だから、アスナとレイナは、早く自己紹介をしたい、と思い、一歩前に出る。

「初めまして。わたし、アスナと言います」
「私は、レイナですっ。えへへ。この人は、リュウキくんっ! リュウキくんで、お願いしますねっ!」
「……妙な渾名は忘れてくれて良いから。それに、レイナ、これ 選挙じゃないんだから……」

 3人の自己紹介は、5人にも負けずと劣らない賑やかで温かなやり取りだ。
 それを見た5人のメンバーが直ぐに打ち解ける様に話しかけたのも当然だと言えるかもしれない。……いや、或いはそれは元々で、決して変わらないのかもしれない。

「僕はジュン! アスナさん、レイナさん、リュウキさん、よろしく!」

 一番左に座っていた小柄な火妖精族(サラマンダー)の少年が勢いよく立ち上がって手を挙げた。その手を挙げた反対側の手には……しっかりと、フォークが握られており、突き刺さっているのは、肉団子。どうやら、大層気に入っている様で、片時も離さない、と言わんばかり……と、思うのは、アスナやレイナの想像。リュウキを含む、3人は 笑顔で軽く頭を下げ
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