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艦隊これくしょん【幻の特務艦】
第十五話 横須賀へ
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第三章――。
激戦の末南西諸島奪還に成功したヤマトは、直ちにここに司令部を築き、南西海域に展開する深海棲艦からの輸送ライン防衛拠点と位置付けた。だが、目下のところヤマトの急務は、太平洋東に位置する強大国家ノース・ステイトとの通信回復だった。強大な国力を有するノース・ステイトと連合できれば、深海棲艦に対し共同で大規模な反抗作戦を実施できる。深海棲艦はなお太平洋上に広大な戦力を維持し、ヤマトとノース・ステイトとの連絡ラインを絶ち続けていた。
 ヤマト海軍軍令部は手始めに西太平洋の要衝を占める沖ノ島攻略を企図。各鎮守府から増援を結集した。これに際して呉鎮守府から赤城、加賀、霧島、榛名、夕立、そして紀伊が選抜され連合艦隊司令部指揮下に臨時に配属されることとなった。
 


横須賀鎮守府内大会議室――。
 横須賀鎮守府に配属された艦娘たちと各鎮守府から招聘された艦娘たちが集まっていた。
「増援艦隊の到着は順調です。既に佐世保鎮守府からは讃岐、瑞鳳、古鷹、加古、川内、深雪、長月が到着しています。扶桑、山城の両戦艦は残務整理が終わり次第護衛艦隊と共に出立すると言ってきました。」
大淀が長門に報告した。
「うん、いよいよ沖ノ島攻略作戦を始動するときがきたな。陸奥。」
「軍令部の上層部から既に提督を通じて作戦計画書は上申してあるわ。まだ返事はないけれど、おおよそ計画書は裁可される予定だとおっしゃっていた。」
「あの人が、か。」
「ええ、あの人がね。」
長門は少し考え込んでいたが、すぐに顔を上げてうなずいた。
「いいだろう信ぴょう性は間違いないからな。」
長門はうなずくと、ファイルを取り上げた。
「各艦隊、最終チェック報告。まずは主力戦艦部隊、大和。」
「主力艦隊、整備完了です。三式弾、徹甲弾の積み込みは終了しています。各艤装の点検は完了しました。弾薬燃料の備蓄も整っています。」
「ご苦労だった。次、空母部隊、大鳳。」
「各艦載機の補充は完了し、爆装、雷装も完了。新型機である烈風改、流星改、彗星一甲なども配備完了です。いつでも出撃できる体制が整っています。」
「よし、次、重巡、軽巡、駆逐戦隊。高雄。」
「水上部隊はいつでも出航準備、整っています。偵察艦隊が沖ノ島から帰投中。その報告を待って最終的な編成および進路を決定します。」
「わかった。後方支援はどうか。」
「高速修復剤の備蓄はあまりスムーズとは言えないけれど、各方面に手配してまわしてもらっているわ。ドックについても4個艦隊が同時に入っても問題ないように拡張工事は終了してあります。メディカル妖精や医療チームもスタンバイしているわ。燃料、弾薬、ボーキサイト、修復用鋼材、食糧、医薬品、嗜好品その他の備蓄は完了よ。また各工廠にオーダーして、増産体制を構築、補給が滞らないようにできる限
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