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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜演奏家の捜索〜後篇
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どういう人達なんだろう……」

2人が去った後ロイドは苦笑し

「ま、それこそまた会えた時にでも聞いてみればいいさ。」

「正直、すっごく疲れそうですけどね……」

ワジは口元に笑みを浮かべて呟き、ノエルは疲れた表情で溜息を吐き

「ったく、あのお転婆姫とエリゼちゃんのコンビの時は華があってよかったが、男共は疲れるだけだっつーの。」

「ハハ……確かに。」

ランディは疲れた表情で溜息を吐いて呟き、ランディの言葉にリィンは苦笑しながら頷き

「ヴァイスは彼らの正体を知っているのではないですか?先程も仲良さげに話していましたし。」

「さあ、どうだろうな?」

「うふっ♪その顔は知っている顔ね♪」

アルに尋ねられ、静かな笑みを浮かべたヴァイスの表情を見たエルファティシアは小悪魔な笑みを浮かべた。

(つい脅かしてしまったけど、あの人はもしかして……さ、さすがにそれは無いわよね。)

一方エリィは黙って考え込んだ後表情を冷や汗をかいて苦笑し

「どうしたんだ、エリィ?さっきから黙ってるみたいだけど……」

「う、ううん、なんでもないのよ。」

「?」

ロイドに尋ねられ、答えを誤魔化した。

「……ま、ひとまず一件落着ってとこだろ。行くとしようぜ、ロイド。」

「ああ、そうだな。」

その後ロイド達は他の支援要請を片付ける為に行動を開始した。



〜中央広場〜



「まったく、お前という奴は……いつもいつも好き勝手しおって。このクロスベルがどういった場所なのか知らないわけでもあるまい。少しは自分の立場というものを弁えてほしいものだが。」

ロイド達が行動を開始したその頃ミュラーはオリビエを睨んで忠告し

「フッ、心配をかけてしまったかな。ただ、身動きが取れなくなる前にどうしてもこの街を見ておきたくてね。おかげでここが魔都と呼ばれる所以が何となくわかった気がする。……なにやら”彼”も、水面下で動いてるようだし。」

ミュラーの忠告に静かな笑みを浮かべて答えたオリビエは真剣な表情で考え込んだ。

「……ふむ。収穫はあったようだな。」

「フッ、ミュラーのおかげで楽しい出会いと再会もあったしね。……ああ、そういえばそっちの段取りはどうだい?キミのことだから、ボクのいない間に手際よく進めておいてくれたんじゃないかな?」

「ああ、既に連絡は済ませた。お前のせいでスケジュールには若干遅れが出てしまったがな。」

「フッ、だったら急ぐとしよう。麗しのレディ達を待たせるものではないしね。」

その後オリビエとミュラーはどこかに向かって行った………………
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