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英雄伝説〜菫の軌跡〜(零篇)
第64話
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ロイド達は散開した。すると何かはロイド達がいた所に落ちた後、煙を上げた!

「うおっ………!?」

「あ、危な………!」

それを見たランディは驚き、エリィは呟いた。

「馬鹿者、何を外しておるか!まったくこれだから無能な外科医師はっ………!」

「そういうアンタこそ思いっきり外しただろうが!これだから内科医師は口先ばかりで使えんのだ!」

一方男性達の罵り合う会話が聞こえ

「あのぉ………先生方。なんか魔獣じゃなかったみたいですけど。」

さらに男性達の会話をいさめるかのように女性が男性達に話しかける声が聞こえた。そして女性の話を聞いた男性達は女性と共に物陰から現れた。



「おお、君達は………!?」

「たしかクロスベル警察の……!」

男性―――ウルスラ病院の教授達はロイド達に気づくと驚いたり明るい表情をした。

「………特務支援課の者です。皆さん、ご無事みたいですね。」

「やれやれ………まさか薬品を投げられるとは思いもしなかったぜ。」

「うふふ、中々たくましい考えをしているわね♪」

「まあ、”窮鼠猫を噛む”という諺があるくらいだからね………」

「これ、酸か何かですか?」

教授達に話しかけられたロイドとランディは苦笑し、からかいの表情で呟いたレンの指摘に同意するかのようにルフィナは苦笑しながら答え、ティオは小さな爆発によって煙を上げている地面の部分に視線を向けた後ジト目で訊ねた。



「す、すまん……実験用の酸化液なんだが。」

「た、多少刺激は強いが毒性はないから安心してくれ。」

「まったくお二人とも。軽はずみはいけませんよ〜。」

「『来ました』と言ったのはアーシェラ君じゃないか!?」

「酸化液のビンを見つけたのも君だったと思うが……?」

ティオの指摘を聞いて謝罪していた教授達だったが女性の教授の指摘を聞くと顔に青筋を立てて、女性の教授を睨み

「あれれ、そうでしたっけ?」

睨まれた女性は呑気そうに呟き、ロイド達を脱力させた。

「と、とにかく内部はまだ魔獣が徘徊しています。」

「護衛しますのでいったんここから出ましょう。」

その後ロイド達は教授達を研究棟の外まで護衛して研究棟の状況を聞いた。



「―――では、ヨアヒム先生は全く見かけていないんですね?」

状況を聞いたロイドは真剣な表情で尋ねた。

「うむ、例の黒服たちが研究棟に乗り込んできた時にはすでに見かけなかったな………」

「てっきり夜釣りにでも行ったのかと思ったが………」

「………そうですか。」

「残念ですが……現時点で相当疑わしいですね。」

「そうね………」

教授達の話を聞いたロイドは疲れ
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