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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十話  正しいデバイスの選び方
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、アスカ。相談する人、間違えたわ」

シャーリーが、メガネの奥の目を点にして謝ってきた。

「その間違いのせいで、明日の日の目を見れないかもしれないんだぞ?」

責める訳じゃないけど、こんな言葉が出たオレは悪くないよな?

「でも、もう逃げられる雰囲気じゃないよね?」

生き生きと剣を振るシグナム副隊長を見て、シャーリーが言う。

「そうね……とりあえず、シャマル先生はキープしておいて……手遅れにならないようにな」

おかしい。

ただのデバイス選びの筈なのに、なんでオレ、こんなに悲壮感出してんだ?

「ではそろそろやるか。アスカ、まずはこの剣だ」

嬉々として、シグナム副隊長が剣型デバイスを取り出してオレに握らせる。

「えーと、オレの希望は……」

「では行くぞ!」

「ちょ〜!!!」

意見もクソもない!

なし崩し的に模擬戦もどきのデバイス選びの模擬戦が……ぎゃあああああ!





シャーリーside

アスカのデバイス選びと言う名の模擬戦が始まって、しばらくしてティアナが怒り顔で現れた。

たぶん、書類仕事をほったらかしにしたアスカに腹を立てて探しにきたんだろうけど……

シグナムさんにボコられ、いや、デバイス選びを手伝ってもらっているアスカを見て、気の毒そうな顔をして何も言わずに立ち去って行った。

まあ、責められないわよね〜、私もシグナムさんを止められないんだから。





outside

3時間後、アスカは地面に突っ伏して、息も絶え絶えになっていた。

「ウム、次はどれがいいかな?」

シグナムがデバイスの山を眺めながら呟く。

その横で、シャーリーが倒れているアスカを介抱していた。

「アスカ、大丈夫?」

伸びているアスカの汗をタオルで拭くシャーリー。

「これが大丈夫に見えるかぁ?模擬戦の方がまだマシだ……」

アスカが力なく答える。

身体中アザだらけ、スリ傷だらけの泥だらけである。

「これもいいが、こっちもいいな。いや、これも変わってていいかもな」

ウィンドショッピングを楽しむようにシグナムが呟く。

これで手にしているのがデバイスでなければ微笑ましい一面なのだが。

「何か、決めないと終われなさそうだな」

アスカがゲッソリする。

「さっきからシグナムさんが決めてばかりだからアスカが決めてみたら?どのみち叩き潰されちゃうと思うけど」

「思っていてもそーいう事、言わない」

アスカはムクリと起きあがってデバイスの山に近づく。

言われてみれば、確かに自分ではいなかった。

「選ぶって言ってもなぁ……ん?」

数々のデバイスの中から、アスカは一
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