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とある科学の裏側世界(リバースワールド)
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ep.006 的場

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朝だ。
ベットから少年がゆっくりと起き上がる。
時間は6:30。
今日もまた"平凡"で"退屈"で面白味のない1日が始まる。

『自分は"学生"という法則のあるシステムを
組み込まれた機械なのではないか。』

つい心の中でそう思ってしまう。

唐突で申し訳ないが、
野口を"主人公A"と考えるならば、
この少年、"的場聖持(まとば せいじ)"は
"主人公B"と考えるのが妥当だろう。

「まだ時間もあるし、調べてみるか。」

的場はそう言うと、部屋の1角を占めているパソコン3台に向き合った。
的場が調べようとしている内容は、
少し前に起きた、"駅の爆破事件"だった。
報道された情報ではただの爆破事件とされていたが、インターネット上では何らかの組織の陰謀ではないかという説が広まっていた。
というのも、実際、事件当日に爆破された場所として、駅以外に付近の工場も大爆発を起こしていて、しかもその周辺には"object(オブジェクト)"と名乗る組織らしき者たちがいたとの情報も挙がっていた。
的場はこれに強く興味を示し、暇があれば独自で情報を集めるようになっていた。

ジリリリリリリリリリリリリッ!!!!!!!
突然、目覚まし時計が強烈な音をたてる。
的場は焦りだし、大急ぎで制服に着替えて、
荷物をまとめると家を飛び出した。

「やば!!.....またやらかした........。」

情報集めに気を取られていると、
既に家を出る時間を5分ほど越えていた。
的場は全速力で通学路を走り抜ける。
途中でコンビニに立ち寄り、エナジードリンクを買うとそれを一気飲みし、さらに加速する。
しかし、的場は決して遅刻ギリギリで登校はしていない。
それには的場が絶対に守ると誓ったルールが関係していて、そのルールとは普通の学生らしい"5分前行動"だ。
なんとか間に合った的場はヘロヘロになりながら校舎に入って行った。

ーその日の放課後
学校を終えた的場は足早に、ある施設に向っていた。
その施設とは"風紀委員(ジャッチメント)"の支部だった。
的場は支部にある、自分の持ち場に到着した。
するとそこには、的場の良き会話相手が待っていた。

「やぁ、的場くん。」

「どうもです。野口さん。」

そう、的場の良き会話相手とは"野口勝哉(やぐち しょうや)"のことだった。
もちろん、的場は野口の本性を知らないし、
野口もジャッチメントに所属しているが、
本命はstudentである。
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