暁 〜小説投稿サイト〜
戦姫絶唱シンフォギア〜海神の槍〜
EPISODE2.戦うための刃
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「キョウヤ・タカナリさん。あなたを、特異災害対策機動本部二課まで連行します。」
「この、、チクショウがぁぁぁ!」
キョウヤは叫ぶが、複数の黒服がキョウヤを取り押さえ車の中に詰め込み、移送を開始した。


「俺をどこへ連れて行き、どうするつもりだ?やっぱり犯罪者として裁くのか?そりゃあそうだよな。何せ個人的にシンフォギアを扱っていて尚且つあんた達との交渉に応じなかった。大体、凶器準備集合罪辺りか?」
キョウヤは車の中でぼやく。すると、
「大丈夫ですよ。そんなに固くならないで下さい。翼さんも、口ではあんな風に言いましたが、実はもう一人のシンフォギアの装者の居る所に連れて行くだけですので。」
黒服の一人がキョウヤを宥めようと思いそう言った。
「緒川さん、何を言っているんですか。あそこは戦場(いくさば)、そのような言い方は!」
翼は緒川の言葉に若干反論するが、緒川はニコニコと笑っていた。そして、
「キョウヤさん、もうじき着きます。本部に入れば、その手錠もすぐに外しますので。」
緒川はキョウヤにそう伝えた。
「信じていいのか?」
「ええ、これだけは、約束します。着きましたよ。」
キョウヤの疑問に緒川が答えると、車は停車する。
「随分とでっかい土地だな。」
キョウヤはリディアン音楽院を観て驚く。
「お前、東京に居てリディアンを知らないのか!?」
翼はキョウヤの言葉に驚くが、
「俺は今日初めて東京に来たんだ。知らなくて当然だろう。」
キョウヤはそう返して翼は納得した。そして、話しながら進んでいたため、翼達は地下に行くためのエレベーターの所に着く。
「随分と下に長いんだな。」
「当然ですよ。ノイズの襲撃を常に考えた設計にしないと行けませんので。それと、手すりに掴まって下さい。危ないですよ。」
「オーケー。」
キョウヤは手すりに掴まる。すると、凄まじい速さでエレベーターは落下する。
「のわわわわぁぁぁああ!」
ビックリしたキョウヤは奇声のような叫び声を上げた。

「それにしても、随分と地下に行くな。どのくらいの地層なんだ?」
「ここはおよそ地下1800mの位置に在ります。ですからノイズが来てもここで対処出来るようになっているのです。」
「ふ〜ん。」
「さあ、着きましたよキョウヤさん。」
キョウヤは緒川と会話し、エレベーターは目的地に着く。
「で、どこまで行けばいいんだ?」
降りたキョウヤは質問する。
「ここですよ。風鳴司令、入っても大丈夫ですか?」
「ああ、問題無い。入ってくれ。」
キョウヤの質問に緒川は答え、弦十郎に確認を取る。
「大丈夫なようです。それでは、入りましょう。」
緒川のゴーサインでキョウヤ、翼、緒川の三人は室内に入る。すると、
「改めて、ようこそキョウヤ君!我らが二課へ!」

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ