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戦姫絶唱シンフォギア〜海神の槍〜
EPISODE2.戦うための刃
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には行かず、そのまま消滅した。」
「そうだったのか。キョウヤ君達の世界に、そこまで被害を出していたとは。」
「俺達は更に研究を続け、ノイズが地球からノースガルドに来る時間差を調べたが厄介な事に時間差が開き過ぎていて、速ければ30分、遅ければ半年程度。つまり、こちらでは倒せても対策が練れないから犠牲者が出続けている。その結果、人口は十年前の四分の一。流石に痺れをきらせた俺達は、地球に行ってノイズを潰すことにした。」
「そうだったのか。キョウヤ君達にとっては、ノイズは我々が想像している以上の脅威だったのか。先程は我々の尺度で話してしまって済まなかった。」
「いやあ、それはこっちも悪かったですよ。いきなり怒ればああなりますし。でも、俺が一番腹を立てているのは!」
キョウヤは翼を睨みつける。
「こいつだ!」
「何故だ!」
「お前はノイズとの戦闘を何とも思っていないのか!」
「何故だ!」
「だってそうだろう!何故ノイズとの戦闘で平気で街を破壊する!」
「戦闘では当たり前の事!」
「それがおかしいんだ!そのシンフォギアは何の為にある!弱き人、戦えない人、帰るべき場所を、護る為にあるんだろう!何でそれを壊す!」
「自分は剣!ノイズと戦い、断罪する為の刃!護るのは、風鳴司令達の役目だ。」
「だから俺は、お前が許せないんだ!お前は」
キョウヤがそう言った途端、
「ノイズです!距離は、ここから西へ3km!」
ノイズが出現する。
「キョウヤ君、ここは翼君に任せよう。観ているんだ、翼君も立派な戦力だ。」
弦十郎は翼を出撃させ、キョウヤを留める。
「いいだろう。ノイズとの戦闘を観て、良く判断しよう。」
キョウヤは弦十郎の言葉を聞き留まる。
「確かめさせてもらうぞ、人気アーティストさん。」
キョウヤはモニターを見る。

「-♪去〜りなさい!無双に猛る炎〜-」
翼は蒼ノ一閃を放ちノイズを撃墜しきる。それに合わせてガングニールのシンフォギアの装者、立花響がやって来る。
「翼さ〜ん!すみません!」
響は翼に近づく。

「あいつが、あの装者の言っていたガングニールの装者か?」
「ああ、とは言っても、アームドギアの破片で構成している不安定な状態だがな。」
「アームドギアの破片?聖遺物本体を使わないと不安定だろう?」
「こっちも、予想外だったんだ。まさか、ガングニールの破片が響君の心臓に埋まっていたとは。」
「あんた等、案外管理が杜撰なんだな。」
「お前!」
「翼さん達に変化有り!映します!」
弦十郎は言った瞬間、オペレーターがモニターを映した。

「私、まだ全然ダメダメですけど、これから頑張ります!だから、一緒に闘いましょう!」
「そうね、私とあなた。今から一緒に戦いましょうか。」
翼は天羽々斬を響に向けた。


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