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提督がワンピースの世界に着任しました
第12話 方針決め
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守府に存在する皆の力だけで守る必要が有る。そのためには、神威鎮守府という自分たちだけの拠点を充実させる事が大事である。

 まずは、妙高達のお陰で目処がたった補給ルートを確実に繋げることで、資源切れの恐れを無くす。そして、艦娘を建造することに成功した未知の果実、多分これは悪魔の実なのだろうと予測している、ソレを探し出してきて艦娘仲間を建造して、神威鎮守府に艦娘を集結させて戦力を整える事。

 そして、自分たちの立ち位置をどう定めるか考える事。
 ワンピースの世界では、大きく分類すると海軍と海賊の2つの勢力が争っていたはず。自分たちは、このどちらに属する存在となるべきか。普通ならば、海軍に属するのが正しいのかもしれないけれど、数少ない原作知識によって、俺は海軍側にはあまり良い印象を持っていなかった。そして、この世界には存在しないが大日本帝国海軍に属している艦娘たちなので、他の海軍に所属するのは不味いと思う。かと言って、海賊を名乗ってこの世界の海軍に敵対するつもりも無い。

 それとも、どちらにも属さない第三の勢力として立ち上がるのか。
 まだ情報が足りなくて判断はできないし、俺たちは今のところ世間に認識されてすらいないから良いだろうと思う。けれど、艦娘を増やしていったら一大勢力として認識されるだろうから、いずれかは決断しないといけない時が来るだろう。そう、心しておかないと。


「とにかく、もっともっと情報が必要かな」

 気づくと、窓から太陽の光が入り込んてきていた。どうやら、考え込んでいるうちに朝を迎えてしまったらしい。席から立ち上がり、窓の外を見てみる。すると、日が昇っている様子が海の向こう側、地平線に見えていた。
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