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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第98話
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いありがとうございます、リン様。ですが心配は無用です。戦場に出ると決めた時から人が争い、倒れて行く姿を見る事は覚悟しています。戦う事はできませんが、せめて少しでも早く戦いが終わる手伝いはさせて下さい。……アルテミスの祝福!!」

ティナは首を横に振り、決意の表情で答え、魔術で仲間達の能力を上昇させた。

「そうか………ならば私達も全力を持って少しでも早く戦いを終わらしてやる!………我が名はリン・ファラ・バルジアーナ!”闇王”を支える者の一人!陛下と私達の道を阻むのなら容赦はせん!我が聖炎剣にて浄化されるがいい!………剣に眠りし命の炎よ……我が前へ!!………参る!ウオォォォ――――ッ!!」

「アアアアアッ!?」

ティナの決意を聞いたリンは頷いた後高々と名乗り、武器に”聖炎”を宿らせ、次々とメンフィル兵達に”聖炎”を纏った斬撃を放って滅した!メンフィル兵達をリフィア達が相手している一方、エステル達は魔物達を相手にしていた。

「全く………本当に影の王も余計な事をしてくれたわね!あいつをまた復活させるなんて!ハァァァァァ………旋雷輪!!」

エステルは不機嫌そうな様子でカーリアンとファーミシルスが戦っているケルヴァンに視線を向けた後、襲い掛かった魔物達を攻撃すると共に吹っ飛ばし

「………せやな。本当にロクでもない奴やな、”影の王”は。ハァァァァァァ………滅!!」

エステルの言葉に暗い笑みを浮かべて頷いたケビンはクラフト―――――デスパニッシャーを放って、吹っ飛ばされて怯んだ魔物達を滅し

「みんなが一緒に生きて行く事を邪魔する事は絶対に許さない!電撃スマッシュ!!玄武の鋼撃!!」

「セティ達が笑顔で生きて行く為に………道を切り開きましょう、ウィル!メルカーナの制圧射撃!!氷垢螺の精密射撃!!」

「それでこそこの私が認め、愛する男!その決意、決して揺るがせるんじゃないわよ!光燐衝撃!!ラストディザスター!!」

ウィル、セラウィ、エリザスレインは協力して合成獣(キメラ)を次々と滅した!



「闇に呑まれるがいい!!」

カーリアンとファーミシルスと対峙したケルヴァンは魔術――――ティルワンの闇界を放ったが

「甘いわよ!」

カーリアンは武器を振るって衝撃波を発生させ、魔術を相殺し

「死になさい!!」

ファーミシルスはクラフト――――連接剣双伸張を放った!

「!!」

自分に襲い掛かって来る連接剣の刃を回避したケルヴァンだったが

「フッ、かかったわね。エアリアル!!」

「なっ!?おのれ………!」

ファーミシルスが続けて放ったアーツをその身に受けた!

「とっとと死になさい!ハァァァァァ……!」

そしてアーツによる竜巻が終わるとカーリア
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