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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第66話
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の戦争勃発まで陥らせた貴族連合に加担した貴方たちに責任が無いと言わせないぞ!ましてや貴族連合は”貴族が仕えるべき主”であるユーゲント皇帝陛下を始めとしたエレボニア皇家の方々を自分達の”大義名分”として利用する為に幽閉し、挙句の果てには中立地帯であった上内戦によって難民と化した民達を保護してくれていたメンフィル帝国まで巻き込んだ!そしてそのメンフィル帝国から謝罪と償いの猶予を与えてもらったにも関わらず、それを無視し続けた事でメンフィル帝国との戦争勃発に発展し、それによって多くの犠牲者が出て、メンフィル帝国との和解の為にエレボニアは多くのものを失う事になるという最悪の結果を引き起こした!その”元凶”となった貴族連合に加担したのは他ならぬ貴方たち”貴族派”だろうが!?」

「くぅ……っ!」

「そ、それは……」

「…………………」

「……さすがに内戦を引き起こして中立の立場であったメンフィル帝国まで巻き込んだ上、陛下達を利用したのはやりすぎだったな…………」

リィンの正論によって図星を突かれた貴族達は反論できず、それぞれ肩を落としたり、後悔し始め

「リィン君の言う通りだ。例えどのような理由があろうと内戦を引き起こし、他国との戦争を勃発させ、そして陛下達を利用した事は決して許されない所業だ。」

「……はい。」

重々しい様子を纏って呟いたランベルトの言葉にパトリックは静かな表情で頷いた。

「………今度ばかりは”貴族派”と”革新派”の対立に苦心していたユーゲント皇帝陛下も貴方達を許さないだろう。特にセドリック皇太子殿下は貴族連合に加担した貴族達に対しては、重い処罰を科すべきだと考えられている。当然敗色が濃くなってきたからと言って、貴族連合から脱退した貴族達も例外ではないと仰っていた。」

「首謀者である”四大名門”も全て何らかの形で重い処罰を受ける事になっているのです。”四大名門”全てが処罰される以上、貴方がた帝国貴族をかばう存在は現れないでしょう。しかもメンフィル帝国との和解の為にエレボニア帝国は多くの領地をメンフィル帝国に贈与する事に加えてユーゲント皇帝陛下の愛娘であるアルフィン皇女殿下が責任を取ってエレボニア帝国から去ってメンフィル帝国領で一生を過ごす事になったのですから、その元凶となった”貴族派”に所属していた貴方がた帝国貴族達の爵位剥奪や降格、全財産没収、最悪は国外追放の処罰を覚悟した方がいいでしょうね。」

「………………」

「そ、そんな!?」

「あのセドリック殿下が……」

「し、しかもメンフィルにエレボニアの領地を贈与するって……そうなったらその領地を納めていた我々はどうなるんだ!?」

「そ、それに何故アルフィン殿下がメンフィルとの戦争の責任を取る為にメンフィル帝国領で一生を
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