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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第49話
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ンフィル・クロスベル連合はエレボニアが”戦争回避条約”の猶予期間内に内戦を終結させた為、エレボニア侵攻を完全に中止したとの連絡がありました。」

「え……それは本当なのか!?」

プリネから伝えられた話に呆けたリィンは明るい表情で尋ねた。

「はい。バリアハートの城館の客室で滞在しておられるユーゲント皇帝夫妻にも既に知らせてあります。」

「よかった……本当によかった……!」

「姫様……こちらをお使いになって下さい。」

「グスッ……ありがとう、エリス。」

プリネの答えを聞いた瞬間涙を流して安堵の表情をしているアルフィン皇女にエリスはハンカチを渡し、アルフィン皇女は渡されたハンカチで涙をぬぐった。



「悪いわね、本当ならこっちから出向いて説明するべきなのにわざわざ知らせてくれて。」

「いえ、私も皆さんの”仲間”として少しでも早く知らせたかったですから気にしないで下さい。―――それよりも、”クロスベル帝国”建国以降行方がわからなかった”蒼の深淵”の件について皆さんにお伝えしたい事があるのです。」

サラ教官の言葉に答えたプリネは意外な答えを口にした。

「え……ね、姉さんの事についてですか!?」

「……もしかしてヴィータを捕えたのかしら?」

プリネの話を聞いたエマは血相を変え、ある事を察したセリーヌは複雑そうな表情で尋ねた。



「それが……今から約2時間前に”蒼の深淵”自らバリアハートに姿を現して、メンフィル軍に”投降”して来たのです。」

「ええっ!?」

「クロチルダさんがメンフィル軍に”投降”しただって!?」

プリネの口から語られた驚愕の事実に仲間達と共に血相を変えたエリオットとマキアスは驚きの声をあげ

「ほ、本当に姉さん自らメンフィル軍に”投降”したのですか!?」

「はい。」

「……正直信じられないわね……アンタは何か心当たりはないのかしら?」

エマと共に信じられない思いをしていたセリーヌはリアンヌに視線を向けて尋ねた。

「いえ、私も彼女に何があってそうしたのか正直わかりません。ただあくまでこれは私の予想ですが”盟主”が殺され、更に彼女と私以外の”蛇の使徒”達が殺された事で”結社”が事実上崩壊し、それらによって全てに絶望して自暴自棄になり、”盟主”の後を追う為にそのような事をしたのかもしれません。」

「……………………」

「そ、そんな……プリネさん、メンフィル帝国は投降した姉さんをどうするつもりなのですか?」

リアンヌの推測を聞いたセリーヌは複雑そうな表情で黙り込み、表情を青褪めさせたエマはモニターに映るプリネを懇願するかのような表情で尋ねた。



「…………彼女の処遇についてはこれから決める事になり
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