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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第39話
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アルフィン……興味があるのはわかるけど、お願いだからちょっとは遠慮してよ……」

微笑みながらリアンヌを見つめるアルフィン皇女の言葉を聞いたエリスが慌てている中、セドリック皇太子は疲れた表情をした。

「―――ラウラ・S・アルゼイド。貴女さえよろしければ、時間がある時に私が直々に鍛えても構いませんが、どうされますか?」

「え…………その、サンドロッド卿。サンドロッド卿の申し出は私にとって光栄な事なのですが、何故私如きの為にそこまでして頂けるのでしょうか?」

リアンヌの突然の申し出に一瞬呆けたラウラは驚きの表情でリアンヌに尋ね

「もしかしてラウラさんがかつてサンドロッド卿が率いた”鉄騎隊”の副長の子孫だからでしょうか?」

セレーネは推測を口にしてリアンヌに尋ねた。



「いえ、デュバリィが彼女を一方的に敵視して迷惑をかけたとの事ですから、その”詫び”代わりです。」

「そ、そう言えば初めて対峙した時もラウラの事を”アルゼイドの娘”と言ってやたらと敵対視していたわよね……?」

「え、ええ。今思えばもしかしたらラウラさんが自分の”主”であるサンドロッド卿のかつての右腕的存在の子孫だから、嫉妬していたかもしれませんね。」

リアンヌの話を聞いてある事を思い出したアリサとエマはそれぞれ冷や汗をかき

「別に私はあの件について気にしていないのですが……――――サンドロッド卿の申し出、ありがたく受けさせて頂きます。未熟者ではありますが、サンドロッド卿の期待に応えられるように精進するつもりです……!」

ラウラは困った表情でリアンヌを見つめた後頭を下げた。



こうして……エレボニアの”伝説の英雄”にして”メンフィルの守護神”という新たな心強い”協力者”を得たリィン達は内戦終結に向けて、活動を再開した…………
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