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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
第14話
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続けたって話はわりと有名な話だものね〜。」

「口を謹んで下さい、ミリアムちゃん!」

残虐な笑みを浮かべるレンの言葉を聞いたユーゲント三世は重々しい様子を纏って黙り込み、プリシラ皇妃は悲鳴を上げ、悲痛そうな表情をしているアルフィン皇女にフィーは真剣な表情で指摘し、ミリアムの言葉を聞いたクレア大尉は声を上げて制止した。



「うふふ、ちなみにエリゼお姉さんはカレル離宮でどのくらいの数の近衛兵達を斬り殺したのかしら♪」

「……斬り殺した近衛兵の数が100を越えてから、数を数えるのを止めた為、正確な数はわかりません。」

レンに視線を向けられたエリゼは静かな表情で答え

「な―――――」

「たった一人で100人以上も……」

「ほええ〜……近衛兵達は領邦軍の中でも精鋭部隊だったはずだけど……」

「ね、姉様……」

「そ、そんな……―――すまない、エリゼ!俺に力が足りなかったばかりにお前の手を血で汚させてしまうなんて……!」

静かな表情で答えたエリゼの答えを聞いたレーグニッツ知事は絶句し、ガイウスは呆然とし、ミリアムは目を丸くし、エリスとリィンは辛そうな表情をした。



「……レン姫。メンフィル軍によるカレル離宮とパンダグリュエルでの殺戮に関しましてはエリス嬢とリィンの救出の為であるとして、まだ納得できます。ですが何故、二人の救出の為に帝都を襲撃し、更には”報復”としてバルヘイム宮を爆撃した上、バリアハートとオルディスを制圧し、貴族の当主の方々を処刑する必要があったのですか?幾ら我が国に全面的に非があるとはいえ、宣戦布告もせずに帝都の襲撃に加えて我が国の領地を占領する等あまりにも卑劣ではありませんか……?」

するとその時アルゼイド子爵は怒気を纏いながらも決して声を荒げる事無く静かな口調で反論した。

「あら、宣戦布告なら帝都襲撃作戦開始の30分前にグランセルにあるエレボニア帝国の大使館にシルヴァンお兄様が直接出向いて、大使を務めるクライナッハ男爵に伝えたけど?それに幸いにもメンフィル軍は民間人に直接危害は加えていないと報告に聞いているわ。」

「!!」

「ええっ!?」

「皇帝自らが宣戦布告をしただと!?」

「今の状況だと30分でもカイエン公達に伝わる事はないと見越して、宣戦布告をしたのね……!」

レンの答えを聞いたユーゲント三世は目を見開き、アリサは驚き、トヴァルは信じられない表情で声を上げ、サラ教官は厳しい表情をした。



「そ、そんな…………私のせいで…………」

「エリスのせいではありませんわ!元はと言えばわたくしがユミルにいたせいなのですから……」

「エリス……殿下…………」

「アルフィン……」

表情を青褪めさせて身体を
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