第52話
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られない表情でティオを見つめた。
「………ティオ。お前の”居場所”は見つかったか?」
「………いいえ、見つかっていません……………今でも………”どちら”として生きるべきなのか迷っています………」
「そうか……………」
ティオの言葉を聞いたリウイは重々しく頷いた。
「え〜と………何だか雰囲気が暗くなって来て、聞き辛いな〜とは思っていましたけど、セリカさんでしたっけ?ちょっといいですか?」
その時アネラスが言いにくそうな表情でセリカを見つめて言った。
「………俺に何を聞きたい。」
アネラスの視線に気付いたセリカは静かに呟き
「えっと………何でサティアさんと容姿が瓜二つなんですか?もしかして双子なんですか??」
「「「「!!」」」」
「あ、サリアも思ったです〜。」
アネラスの疑問を聞いたサリア以外の使徒達は目を見開いて驚き、サリアは呑気そうな様子で呟いた。
「私も一つ気になった事が。セリカさん………サティアさんの事を”アストライア”と呼んでいましたが、その名前は一体何なのでしょうか?」
「えっと…………」
さらにリースが呟いた言葉を聞いたエステルは心配そうな表情でサティアを見つめたその時
「………俺の肉体がサティア―――”古神アストライア”の肉体だから似ていて当然だ。」
「セリカ様!?」
セリカが静かに呟き、それを聞いたシュリは驚きの表情でセリカを見つめた。
「古神………?ということはやはりサティアさんは………!」
「―――そう。”正義の大女神”アストライア。それが私の本当の正体よ。」
セリカの話を聞いたリースは不思議そうな表情をしたが、やがて察しがついて驚きの表情でサティアを見つめ、見つめられたサティアは静かな表情で答えた。
「なっ!?では貴女が”正義の大女神”にして”オリンポスの星女神”アストライア………!」
「”二つ回廊の終わり(ディル・リフィーナ)”になる前から存在していた女神………!」
サティアの正体を知ったセラウィとエリザスレインは驚きの表情でサティアを見つめた。
「サティアさん!?」
「いいの、エステル。私はもう偽らないと決めたのだから。」
サティアの言葉を聞いたエステルは驚きの表情でサティアを見つめ、見つめられたサティアは優しい微笑みを浮かべた。
(サティア………)
一方エステルの身体の中にいたパズモは心配そうな表情で見つめた。
「………教えてくれ、アスト………いや、”サティア”。何故俺はお前を殺したのかを。」
「ええ。………貴方を含めたこの場にいるみんなに教えるわ………貴方が私の肉体で”生きて”いる理由を…………貴方と私の”約束”を…………」
(フ
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