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アンジュリーゼ物語
第1話 堕天使と2匹の飼い猫
[前書き]

[1]本文 [2]次話
マナの光、それは世界中のほとんどの人間に与えられたエネルギー。
そのエネルギーによって、魔法のような物理現象(手を触れずに物を動かす等)を起こすことが出来、世界は物の豊かさに溢れ、戦争や飢餓などの問題が解消され、夢にまでみた理想郷が築きあがった。
その一方で、マナの光を受け付けない人間はノーマと呼ばれ、差別され迫害され、隔離されていった。

ミスルギ皇国の第一皇女であるアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギもノーマの1人だった。
ノーマ認定を受けた彼女は、絶海の孤島にある軍事施設・アルゼナルに送られる。
皇女として長らく優雅な生活を送って来た彼女は、アルゼナルでの環境になじめなかった。
粗末な服装・粗末な食事…。
そしてアンジュと呼ばれるまでになった。
だが、彼女の軍事能力は平均値を上回っていることが判明。
自分と同じ第一中隊に所属する新兵2人、ココとミランダと仲良しになった。
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