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アンジュリーゼ物語
第1話 堕天使と2匹の飼い猫
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アンジュリーゼは、ココとミランダと共にアルゼナル内にある商業施設にやって来た。
アンジュリーゼ「どんな所ですか?此処は。」
ミランダ「ここはジャスミンモールだよ。」

ジャスミンモールには、様々なものが並んでいた。
だが、同じ物がいくつも並べられているところもあった。
なぜ同じ物が?
マナが使えないため、物の数には限りがあるからである。
そのため同じ物の数で、その物があと何個手に入るかを表している。

アンジュリーゼは、札束を手に取って、ココにこう問う。
アンジュリーゼ「ここでこの束を使うのですか?」
ココ「はい!」
ミランダ「アンジュ、買い物したことないの?」
アンジュリーゼ「私の住む世界は、望めば何だって手に入ります。望んだものが手に入り、望んだ自分になれる。差別も格差もない物豊かな世界。それが私の故郷であるマナの世界。」
ココはそんな回答に驚いた。
ココ「本当にあったんだ、魔法の国が。」
アンジュリーゼ「魔法の国…、気に入っていただけたのですか?私の故郷が。」
ココ「はい!」
そしてアンジュリーゼは、ペンとレターセットを購入する。

ココ「私、魔法の国に行きたい!で、そうするにはどうすればいいのですか、アンジュ様。」
アンジュリーゼ「私の名前はアンジュリーゼです。私も自分の故郷に戻ることを考えています。」
ココ「はい、アンジュリーゼ様」

そうして、アンジュリーゼとココの、アルゼナル脱走計画が始まった。

アンジュリーゼはココの部屋に行き、「魔法の国のおとぎ話の本」を読む。
アンジュリーゼ「古臭い魔法の国が描かれてますね。」
ココ「古臭い?アンジュリーゼ様の魔法の国って、どんな国なんですか?」
アンジュリーゼ「かなり現代的で、警察も存在するし、コンピュータ・グラフィックスも芸術として扱われます。」
ココ「魔法と科学が融合した世界みたいですね。」
アンジュリーゼ「行ってからのお楽しみです。」
ココ「はい。で、どうやって脱走すればいいのですか?」
アンジュリーゼ「私だけがこの施設から出る場合、さっき購入したペンとレターセットで嘆願書を書き、それを指令室に届け各国の元首に送ってもらいます。しかしあなたもここから出たいとおっしゃるのであれば…。」
ココ「ドラゴンが出現したら、パラメイルに乗ることが出来ます。そのパラメイルで脱走するのはどうですか?」
アンジュリーゼ「中々いい案ですね。」
ココ「私、パラメイルに乗ってアンジュリーゼ様についていきます!」
アンジュリーゼ「私の操縦テク、見せてあげましょう。」
ココ「はい!」

そして2人は、ジャスミンモールのゲームコーナーに行き、ファンタジーモノのアーケードゲームをプレイした。
ココは低スコアでゲームオーバーになったが、アンジュリー
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