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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(3rd篇)
第44話
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たが、”彼女”が取り込んでしまいましたからね。………それでは失礼します。」

対するラプシィアは妖しげな笑みを浮かべて自己紹介をした後、鈴の音を鳴らした後その場から転位して消えた!するとリース達の目の前に封印石が現れた!



「………退きましたか。」

「九死に一生を得られたね………」

「まさか”古神”と戦うなんて想像もしていなかったです………」

辺りに静寂が訪れシルフィアが呟いた言葉をきっかけにウィルとプリネは安堵の溜息を吐いた後、仲間達と共に地面に跪いた!

「……………まさか奴まで蘇っているとは…………!」

レシェンテは表情を歪めて呟き

「「…………………」」

エステルとリタは先程現れた剣士について考え込んでいた。

「そういえばまた”封印石”が現れたけど………今度は誰が解放されるのだろう?」

一方アドルはリースの目の前に浮いている封印石を見つめて首を傾げた。

「………一端拠点に戻りましょう。中にいる方を解放する為でもありますが、一度休息も必要です。」

そしてリースは封印石を回収して提案した後、仲間達と共に庭園に戻り、そして封印石を解放した。



〜隠者の庭園〜



「今度は一体誰が解放されるのでしょうね、ラピスお姉様。」

「そうね………リオーネ姫あたりかもしれないわね。」

「確かにその可能性はありそうですね………既に生を全うした残りの”人間”のリウイの側室の方はリオーネ姫しか残っていませんし………」

封印石が解放された時にできた光を見つめながらリンとラピスは会話をし、ラピスの推測にイリーナは頷いた。そして光からある人物が現れようとした!

「御主人さ……………あれれ??」

「じょ、”女性”………!」

「御主人様じゃ………ない………ようね………」

「!?まさかこの者…………!」

「……………セリカ様の身体の本来の持ち主……………”正義の大女神”………アストライア………………!」

光から現れようとした人物を見たサリアは喜んだがすぐに違和感に気付き、シュリとマリーニャは驚き、レシェンテは信じられない表情をし、エクリアは驚きの表情で呟き

「う、嘘でしょう!?こ、この人って………!」

(そ、そんな!貴女が本当にこの世界に取り込まれているなんて…………!)

エステルは信じられない表情で叫び、エステルの身体の中にいたパズモは驚きの表情で見つめていた。



そして光は消え、そこには”神殺し”―――――セリカ・シルフィルと瓜二つの容姿で夕焼けのような赤い髪を腰まで届かせ2房に分けた”女性”が地面に横たわった状態で現れた……………!







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