6章〜奇跡の邂逅〜 第39話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜隠者の庭園〜
「ようやく、あの方を解放できましたね………!」
「うむ!」
「………こうして再びお会いできるとは思いもしませんでした………イリーナ様………」
リースが封印石を解放し、光から現れようとした見覚えのある人物を見たプリネとリフィアは嬉しそうな表情をし、ティナは優しい微笑みを浮かべた。
「………………………」
「どうしたんですか、エクリア母様〜?帰って来てから顔色が少し悪いですよ〜?」
「どこか具合が悪いのですか?」
「エクリアちゃん……………」
一方エクリアは辛そうな表情をし、エクリアの様子に気付いたサリアとシュリ、リタは心配した。そして光の中から地面に膝をついているイリーナが現れた!
「一体今の光は………?あなた、何があったのですか………?…………………え。」
目を閉じてまぶしそうな様子で呟いたイリーナは目を開けて立ち上がって言ったが目の前にいる人物達に気付いて呆けた。
「無事で何よりです、イリーナさん。」
「ん。これでリウイお兄ちゃんが巻き込まれた事が確実になったね。」
呆けているイリーナにツーヤが話しかけ、エヴリーヌは頷いて答えた。
「えへへ………イリーナさん、こんにちは!」
「………この方が”覇王”に嫁いだエリィさんの姉君ですか………」
エステルは元気よくイリーナに声をかけ、リースは興味ありげな様子でイリーナを見つめていた。
「ツーヤ………エステルさん…………それに皆さんも………」
「フフ、お久しぶりです、イリーナ様。」
「……………………」
「フッ、結婚をして美しさにますます磨きがかかっていますね♪」
「………口を慎め。」
驚いて自分達を見つめるイリーナにクローゼとユリアは会釈をし、オリビエはいつもの調子で話しかけ、それを聞いたミュラーは顔に青筋を立てて注意をし
「この間は結婚式にご招待して頂き、誠にありがとうございます、イリーナ皇妃。」
「フフ、式の時に歌った貴女達への祝福の歌はどうだったかしら?」
「あ、あはは…………久しぶりだね、イリーナさん。」
セラウィも会釈をし、エリザスレインは口元に笑みを浮かべて話しかけ、それを聞いたウィルは苦笑しながら挨拶をした。
「皆さん…………ええ………式の時に祝って頂き、本当にありがとうございました。」
仲間達の言葉を聞いたイリーナは気を取り直して、優しい微笑みを浮かべて答えた。
「フフ………それとイリーナ様。貴女にとってはなつかしい方もここにいらっしゃっていますよ?」
「?どういう事、プリ…………え!?ティ、ティナ!?」
プリネの言葉に首を傾げたイリーナだったが、ティナに気付いて驚いた。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ