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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第125話
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わけだ?」

「ええ。今私が乗っている船は私の加護によって強力な結界を付与させていますから、そう簡単に落とされる事はありませんから安心して下さい。」

「なっ!?」

「へえ?”メルカバ”に貴女の加護なんて、僕達にとっては光栄過ぎな事じゃないか。こりゃ何が何でもそっちの船を”神機”に撃ち落とされる訳にはいかなくなったようだねえ?ケビン。」

エイドスの話を聞いたアッバスは驚いて声を上げ、ワジは静かな笑みを浮かべて呟き

「当たり前や!!というか空の女神(エイドス)御自らが乗船していなくても落とされてたまるかっ!!」

ワジの言葉に答えるかのように画面端末からケビンの声が聞こえ

「あ、どうせならさ。後で僕の船も貴女の加護でパワーアップしてくれないかい?そうしたら今後の活動で色々と便利になりそうだし。」

「いい加減にしろ、ワジッ!!」

「洒落にならんことばかり提案すんなやっ!?お前、空の女神(エイドス)を何やと思ってんねんや!?」

さらに静かな笑みを浮かべて言ったワジの提案を聞いたアッバスとケビンは同時に怒鳴った。



「クスクス……まあそういう訳ですから、今回の件はクロイス家の者達に”至宝”を授けた私の責でもありますから、今回の事件が終息するその時――――貴方達がキーアという名前の一人の少女を取り返すまでは私も先祖や子孫共々協力させて頂きますね。」

ワジ達の会話を微笑みながら聞いていたエイドスは表情を真剣に変えて答え

「あ、ありがとうございます……!」

「空の女神(エイドス)御自らに協力してもらえるなんて………本当に光栄です。」

「いや〜、色んな意味で反則すぎる味方だよなあ。」

「まあ、空の女神(エイドス)が味方にいれば、わたし達の敵は空の女神(エイドス)に反逆する罰当たり者になりますものね。」

「やれやれ………女神自身が参戦するというのなら、”眷属”の私も最後まで力を貸さないといけなくなったようだな………」

エイドスの答えを聞いたロイドは明るい表情をし、エリィは会釈をした後その場で祈り、ランディは口元に笑みを浮かべて呟き、ティオとツァイトは苦笑していた。



「ええ、お願いしますね、ツァイト。―――それでは皆さんに”イース”の加護を。あ、”空の女神(私)”を信仰している皆さんの場合だと私自身が『皆さん、頑張ってください♪』……と言った方が御利益があって嬉しいのですかね♪―――それでは私は一端失礼します。」

「ハハ………―――それともう一つ。エステルちゃん達以外の心強い”協力者”がロイド君達に協力する為に既にクロスベル市に潜入した後南口から現れるロイド君達と合流する為に南口に向かったで。ほなそっちも頑張ってな。」

ツァイトの言葉に頷いたエイ
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