暁～小説投稿ｻｲﾄ～:英雄伝説～運命が改変された少年の行く道～（閃Ⅱ篇）外伝～アルノール家の威光～

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英雄伝説～運命が改変された少年の行く道～（閃Ⅱ篇）

外伝～アルノール家の威光～
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すらしていなかったのですか？”帝国解放戦線”――――国家を揺るがした所か各国のVIPの命まで脅かしたテロリストに加担した上、貴方達貴族連合は仕えるべき主である皇帝や皇族達に自分達の私欲の為だけに彼らを幽閉し、内戦を引き起こしたのですよ。本来なら、爵位剥奪や国外追放どころか一家郎党”処刑”という処罰もありえるのですよ？まさか貴族連合から脱退をすれば、テロリストや貴族連合に加担した”罪”も許してもらえると思っていたのですか？」

「そ、それは…………」

「グググググ……ッ！！」

正論によって図星を突かれた領邦軍の兵士達は辛そうな表情や複雑そうな表情をして黙り込み、ログナー侯爵は悔しさや怒りのあまり顔を真っ赤にして唇を噛みしめてシグルーンを睨み、その様子をリィン達は複雑そうな表情や辛そうな表情で見守り

「―――アルフィン皇女殿下。まさかとは思いますが貴族連合から脱退した”程度”で今まで逆賊として、エレボニア皇家に剣を向けた所か他国である我が国まで内戦に巻き込んだ彼らを無罪放免にするつもりではございませんわよね？」

シグルーンは目を細めてアルフィン皇女に問いかけた。

「そ、それは…………―――いえ、シグルーン中将閣下の仰る通り、内戦終結後は彼らに罪を償わせますのでご心配には及びません。」

「そ、そんな……！？」

「き、貴様……ッ……！」

そして一瞬口ごもった後すぐに気を取り直して静かな表情で答えたアルフィン皇女の答えを聞いた領邦軍の兵士達は絶望した表情をし、ログナー侯爵は怒りの表情でシグルーンを見つめた。

「…………父上。シグルーン中将閣下の仰っている事には何一つ間違っていない。エレボニア皇族であるアルフィン皇女殿下とオリヴァルト皇子殿下がユーゲント皇帝陛下の代わりに戦争を回避する条約の契約書に調印なさったのだから、エレボニア皇家であるアルノール家に忠誠を誓う帝国貴族ならばエレボニア皇族である殿下達の意志を汲み取り、大人しくルーレを始めとしたノルティア州の領地をメンフィルに差し出すべきだよ。そうなってしまった”元凶”である貴族連合に今まで加担してきた父上に責任がないとは言わせないよ？」

「そのくらいの事は理解している！だがっ！話によればメンフィルに差し出すノルティアの領地はクロスベルに贈与されるという話ではないか！メンフィルならまだ納得できるが、何故クロスベル如きにルーレを始めとしたノルティアの地を渡さなければならない！？」

アンゼリカに諭されたログナー侯爵は怒りの表情で声を上げたが

「―――お黙りなさい、ログナー侯！貴方は先程エレボニア皇家であるわたくしに再び忠誠を誓いました！先程の誓いを反故し、エレボニア皇家であるわたくしとお兄様の決定に逆らうというのですか！？」

「それは

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