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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第十六話その3 後方支援体制構築も大切です!
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なかなか実現しづらいことをね。
 私の方でいくつかプランを考えて、それをイルーナ、ティアナ、フィオーナに見てもらいました。三人からの修正意見を加えたものは、だいたいこんな感じかな。基本的には時間がかかる「人の養成、新型艦船の開発・建造、法律の整備」の三本柱よ。



1:帝国ニ公務員法ヲ制定シ、帝国ノ官僚養成学校ヲ設立ス。
 原作だとシルヴァーベルヒくらいしか官僚ですごい奴はいなかったからね。独創的ではないにしても実直でわいろを取らないような法整備を行って、公務員を育て上げることにするの

2:艦隊ノ制御ソフトウェア開発・整備並ビニ、次世代旗艦開発ヲ着手ス。
 現状だと同盟軍に艦隊運動では負けているからね。ヤン艦隊を攻略するのにはフィッシャーが鬼門だと思ってるかもしれないけれど、同盟軍艦船そのものも機動性は高いのよね。だからそれを上回る艦船を開発しなくちゃ。次世代艦はアースグリム級の超砲撃能力を備えた戦艦がいいかな。それを15000隻頭そろえてぶっ放せば、さすがにヤン艦隊も一発で消滅するでしょ。な〜んてね。そんなわけないけれど。

3:農地法及ビ商法、民法等ヲ整備ス。司法権ヲ独立サセ、公務員裁判官ニヨル裁判ヲ実現ス。
 改革をするには、まず基本的な法整備をしなくちゃね。それも粗削りなものをね。あまり細かすぎても駄目。そこらへんはラインハルトに任せるわけ。裁判員制度はまだできないもの。だから裁判官を養成するの。だっていまだに裁判は貴族の裁量か、秘密裁判所だなんてところで行われてるんだから。

4:帝国歌劇団ヲ結成ス。
 今のオーディンには娯楽が少ないもの。だからね、美少女をそろえた劇団を作っておけば、男どもは喜ぶわけ。地球教なんかにはびこる隙は与えないわ!!しかもこの劇団、ただの劇団じゃないわよ。畑アイドルとして庶民で編成するの。おいおい成功してきたら貴族にだって道を開いたげるけれどね。将来的にはね、ラインハルトとヒルダさんの結婚式の時に、出し物として出演させるのが夢なのよね。
 これ、私がプロデュースしてみようかな。うん、そうしよう。

5:サイオキシン麻薬ノ根絶ヲ断行ス。
 一番厄介なのがこれなのよね。しかも大本がわからないから、地道に捜索するしかないわけで。これはグリンメルスハウゼン子爵閣下の情報網を活用するとしましょうか。
 
 あ〜〜!!それにしても私一人では手が足りない!!誰か応援頼めないかなぁ・・・。って、あれ!?あそこ、あそこの道端を歩いていく長い水色の髪をした冷たい青い目をした綺麗な女の子、まさか!?



■ ヴァリエ・ル・シャリエ・フォン・エルマージュ
 どうやらこの世界でも私は監察官的な役割を担いそうね。

 私の前世は、騎士団監察官だったけれど、何の因果かこの世界での私の父親は
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