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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第17話
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とも。」
「うん―――他のみんなとも何とか合流しなくちゃ。エリスちゃんとアルフィン殿下も助けなきゃいけないし。」
「ん、そこはブレないつもり。………合流できないプリネ達の分も頑張るつもり。」
「……ありがとう、みんな。改めて、力を貸してくれ。」
仲間達の決意を知ったリィン達は仲間達を見回した。
「それじゃあ、このまま”騎神”の所に戻ってみる?
霊力
(
マナ
)
も回復しているしすぐにユミルの方にも帰れるはずよ。」
「ユミルに戻るか……それもアリかもしれない。しばらく離れるつもりだったけどやっぱり”拠点”は必要だろう。だが、それよりも……」
セリーヌの提案を聞いた後考え込んだリィンに仲間達は首を傾げた。
「リィン?」
「お兄様?何か気になる事があるのですか?」
「ふむ、その様子だと何か考えがあるみたいだな。」
「……はい。ユミルに戻るのは一つの選択肢ですが……いっそこのまま、要塞方面を目指すのも手かもしれません。」
「あ…………」
「”第四機甲師団”が駐屯している”ガレリア演習場”―――確かに僕達もそれを目指していたんだが。」
リィンの提案を聞いたエリオットは目を丸くし、マキアスは真剣な表情になった。
「”双龍橋”は曲がりなりにも貴族連合の重要拠点の一つ…………それなりのリスクを覚悟する必要があるよ?」
「それでも……やっぱり目指すべきだと思う。帝国正規軍の状況やナイトハルト教官の安否がわかるかもしれないし……何より、エレボニアがこれからどこに向かおうとするのか―――そして俺達”Z組”が”どうするべきか”を見極められるかもしれない。」
フィーの忠告を聞いたリィンは頷いた後決意の表情をした。
「僕達が”どうすべきか”……」
「わたくし達の”為すべき事”、ですわね。」
リィンの言葉を聞いたマキアスとセレーネはそれぞれ考え込んだ。
「……なるほどな。今までお前さん達は貴族連合の側面ばかりを見せつけられてきたが……改めて正規軍―――第四機甲師団と接触することで何かを見出そうってわけか。」
「はい。それと…………クレイグ中将にエリオットの無事を伝えてあげたいのもあります。」
「リィン……」
トヴァルの意見に頷いたリィンの話を聞いたエリオットは静かな表情でリィンを見つめ、仲間達は少しの間黙り込んだ後答えを出した。
「……わかった。こうなったら僕も肚を括ろうじゃないか。」
「右に同じ。たしかに危険はあるけど……」
「うん……何とか頑張って乗り越えていかなくちゃね。父さんたちに会って、僕達のやるべきことを見極めるためにも……!」
「わたくしはお兄様が行く所が例えどのような危険な場
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