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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第17話
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夫。……本当にリィンだと思って。」

「はは……当然だろう?でも、フィーも元気そうでよかった。」

「……ん。―――おかえり。それとセレーネもおかえり。」

リィンの言葉に頷いたフィーは微笑み

「ああ……ただいま。」

「これからはまた、一緒ですわね♪」

リィンとセレーネもそれぞれ微笑み、フィーがどくとリィンは立ち上がった。



「あはは……」

「これでようやく揃ったか。」

(はは……眩しいねぇ。仲間との再会ってのはいいもんだな。)

(フン、世話が焼けるわ。)

リィン達を見守っているトヴァルの小声にセリーヌは呆れた表情で答えた。



こうしてエリオット、フィーと再会することができたリィン達は―――二人に事情を説明した上で今後の事を改めて話し合うことにした。



「さて―――これでケルディック方面のZ組メンバーはメンフィルの留学生達と”剣帝”を除いた全員とは再会できたわけだ。よかったな、お前さん達。」

「はい…………ありがとうございます」

「マキアスさん達と再会できたのも、トヴァルさんがわたくし達をサポートしてくれたおかげです。本当に……ありがとうございます。」

トヴァルの言葉を聞いたリィンとセレーネはそれぞれトヴァルに感謝した。

「ずっとリィンとセレーネを助けてもらっていたみたいで……僕達からも改めてお礼を言わせて下さい。」

「セリーヌも、ありがと。」

「ア、アタシは別に何もしてないわよ?」

フィーに突如お礼を言われたセリーヌは戸惑いの表情でフィーを見つめた。



「1ヵ月前、君はリィンを連れてあの場を離脱してくれた。だからこそ、僕達は精一杯戦う決意ができて……今、こうやって再会できてるんだと思う。だから……やっぱりお礼は言わせてほしいかな。」

「……………………」

「……そうだな。ありがとう、セリーヌ。」

「フ、フン……改まって何を言ってるんだか。」

(うふふ、あんまり感情を出していなかったのに、ご主人様と一緒に行動するようになってから、随分感情をさらけ出すようになったわね♪)

(クスクス、間違いなくリィンの影響は受けているでしょうね。)

(ふふふ、さすがは我らがご主人様ですね。)

(ええ………リィン様って、本当に凄いですよね……)

リィンにお礼を言われて目を逸らして恥ずかしがっているセリーヌを見たリィンの使い魔達はそれぞれ微笑ましそうに見守っていた。



「ハハ、まあ色々な因果があってこうして集まれたってわけだ。それで―――お前さんたち、これからどうするつもりだ?」

「……もちろん、僕達もリィン達に合流させてもらうつもりです。たとえどんな苦難が待ち構えていよう
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