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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
6章〜絆の在り処〜 外伝〜闇空の別れ〜
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、違いない。」

猟兵達が呑気に会話していたその時、外から砲撃音が聞こえた!

「な……!」

「敵襲か!?」

「うろたえるな!レーダーはどうした!?」

「レーダーに反応!4時方向から小型艇が接近!」

「データベース照合―――出た!帝国ライフォルト社製、『カプア空賊団』所属《山猫号》!」

「空賊だと!?」

山猫号は赤い飛行艇にギリギリまで近づき、そして



「………………………………。よし……!」

ヨシュアは山猫号から飛び降り、赤い飛行艇に鎖をひっかけた!赤い飛行艇は鎖にひっかかったヨシュアをぶらさげながら、山猫号から離れて行った。

「やった……成功だよ!」

「おお!やりやがったか!」

「よーし!俺たちもずらかるぞ!」

その様子を見たジョゼット達は喜んだ後、赤い飛行艇から離れて行った。



「空賊艇、離脱したぞ!?」

「どうする、追撃するか!?」

「いや……放っておけ。王国軍の警備艇ならともかく、小物に構っている場合じゃない。」

「そうだな……」

「今は”グロリアス”の航路確保が優先だ。」

「……いったん帰投する。空賊どもに関してはカンパネルラ様に報告しよう。」

そして赤い飛行艇はヨシュアが密航している事に気づかず、どこかに向かった。



「へへっ……あっちも退きやがったか。何から何まで小僧の読み通りだったな。」

「……うん。………………………………」

「ジョゼット、心配するな。あいつのことだ。きっと無事に戻ってくるさ。」

「うん……そうだよね。約束したんだもん……。ちゃんと帰ってくるって。」



一方ジョゼット達を乗せた山猫号もどこかに去って行った……………



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