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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜真の守るべきもの〜後篇(3章終了)
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は気にいらんが、まあよかろう。我はハイシェラと違って寛大な心を持っているしな!」

「おめでとうございます、マスター。」

「おめでとうございます、プリネ様。」

「おめでとう!これでまた、心強い仲間が増えたね!」

フィニリィは呆れた表情で溜息を吐き、アムドシアスは唸ったが気を取り直し、ツーヤやイリーナ、ペルルは新たな使い魔との契約を祝福した。



その後クロスベルの市長であり、イリーナの祖父――ヘンリー市長が騒ぎを聞き、慌てた様子で高級車で駆けつけ、事情を聞いて顔を青褪めさせたが、プリネは気にしていない事を伝え、今回の件は新聞等で公表しないように頼まれたので、ヘンリーはプリネに深く頭を下げて謝罪と感謝をした後、慌てた様子で手配をした。ちなみにエオリアはリタを見た瞬間、目の色を変えてリタに抱きつき、頑なにリタを離さずリンに諌められた。また、ツァイトはプリネ達が気付いた頃にはどこかに去っていた。なお、今回の件を指示したクロスベル警察の局長や警備隊の司令はプリネ達と戦ったダドリーやミレイユ達全員に責任を押し付け、言い逃れた。責任を押し付けられたダドリー達は解雇、そして拘置所行きの危機まで陥ったが、それを知ったプリネがヘンリーに嘆願し、ヘンリーの口添えによってダドリー、ミレイユは1ヶ月の謹慎、その他全員はお咎めなしという結果に収まった。また、プリネ達との戦闘によって入院が必要な者達もいたが、プリネの手配によって後日、ティアをはじめとするイーリュンの信者達が来て、入院している警官や警備隊員達を全員治癒して、すぐに退院させた。そして自分から警官達と戦った謎の少年――ワジはクロスベル警察より任意同行が求められたが、ワジはバッサリと断り、またプリネ達に協力したワジはヘンリーやプリネの手配によって任意同行がすぐに取り下げになり、それを知らされた刑事達は悔しそうな表情をして自分達を嘲笑しているワジから去っていった。なお、今回の件はなんとか表沙汰にはならなかったが、クロスベル市民にとってただでさえ低いクロスベル警察、警備隊の人気や信頼はさらに下がってしまい、、逆にただでさえ高かった遊撃士協会の信頼や人気はさらに上がった。



こうして新たな使い魔を得たプリネはツーヤ達と共にロレントに帰る為にリベール行きの定期船に乗り、リベールに向かって行った…………







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