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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、街で過ごす
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り使えそうね」
「まあ好きにしたらいいさ、その内また抜けたりするだろうし」

そのようなやり取りをしていると船は目的地であったローグタウンへと到達した。別名始まりと終わりの町、"海賊王”ゴール・D・ロジャーの出生地であり処刑地でもある事で有名であるこの町が東の海(イーストブルー)から偉大なる航路(グランドライン)へ行く時の玄関口となる町である。そのため東の海中の無法者達が偉大なる航路を目指しこの島に集結している。

「っつう訳で俺はこの財宝を換金してくる、ゾロ悪いが手伝って貰えるか?この量だ、一人じゃ骨だからな」
「ああ分かった。その後で武器屋に寄りてえがいいか」
「俺は良いぜ興味あるからな、でもお前金あるのか?」

試しに聞いてみた所ゾロはうげっと言いたげな表情をした。数日共に過ごしたがこの一味の財布は如何考えてもナミが握っている。そして守銭奴な彼女が普段から金を渡しているとは考えにくい。

「んじゃ俺の元々の取り分の4割から工面してやるよ、それで買うってのは」
「ああ悪いがそうさせて貰うぜ」
「んじゃ換金所へ出発〜」

ゾロと共に宝を分けて中央街へと歩いていく。中央街は活気に溢れ多くの人がいる、そんな所にあった換金所は大きく宝は容易に換金出来そうだ。

「んじゃ俺は換金してくるから先に武器屋にでも行っててくれ」
「ああ解った、んじゃ……あそこの店にいるからよ」
「おう」

一旦ゾロと別れ宝を担ぎ上げて換金所へと入っていくレウス、入ると直ぐに周囲から喜々とした目の店員から見られる。それ流しつつ換金の受付へと向かう。そこには如何にも頑固そうな老人が席に付いていた。

「………おう。それを換金すんのか」
「頼むぜ」
「物を見せな」

ドスン!大きな音を立てながら宝を老人へと差し出す。袋から宝を取り出すと老人は猛禽類のような眼光で宝を品定める。時折目に付けるタイプのルーペで細かい部分などを見つめている。それを宝全てへと行っていくがかなりペースが速い。かなりのベテランのようで僅か1時間半で全ての宝の鑑定を終えた。

「………待たせたな小僧、中々の上物ばかりで久しく嬉しくなっちまって長々と見ちまってた」
「いや結構早かったと思うけどな、この量を1時間半でやるんだから」
「んで査定額だがな……こんぐれぇだな」

老人が査定をしながら計算していた算盤に示した金額を紙に書き起こして見せてくれた。そこにはナミの査定額を上回る5000万ベリーの文字が書かれていたので思わず首笛を吹いてしまう。

「こりゃうちの航海士の査定以上だぜ、この額で頼むよ。爺さんサンキュ」
「へへへっこっちこそ良い宝見せて貰ったぜ小僧、しかもこれは小僧が取ったもんだろ」
「おっ解るの?」
「長年こういう仕事してると解るもんさ
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