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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(SC篇)
外伝〜道化師との邂逅〜
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「………………………………」

目にも止まらぬ速さで特務兵達を斬り伏せた!ヨシュアの攻撃によって、特務兵達は爆発を起こし、バラバラになった!

「へへ、相変わらず見事な手並みじゃないか。」

特務兵達がバラバラになったのを確認したキールはヨシュアを褒めた。

「……貴方たちこそなかなか見事な連携だった。おかげで一気にケリがついたよ。」

「フ、フン……おだてても何も出ないからね。これで10体目だよ?あと、どれだけ狩ればいいのさ?」

ヨシュアの賛辞に頬を膨らませたジョゼットは尋ねた。

「そうだな……そろそろ狩りつくしたと思う。王国軍も動くだろうし、このあたりが引き際だろう。」

「そっか……」

「しかし、結社っていうのは何を考えてるのか判らねぇな。どうして、あの黒坊主どもの人形なんざ徘徊させているんだよ?」

「そう、正にそれだぜ。本物の特務兵の残党たちは一体どこに行っちまったんだ?」

ドルンとキールはそれぞれ疑問に思っている事を口にした。

「多分、あのメモにあった『お茶会』の可能性が高い……。人形兵器は、そこから軍の目を逸らすために使われたんだろう。」

「なるほどな……。どこで何をするかは知らんが、どうにもキナ臭い雰囲気だぜ。」

「まあ、俺たちが手を貸す義理なんざ無いんだが……。その『お茶会』ってのは放っておいてもいいのかよ?」

ヨシュアの推測にキールは頷き、ドルンはある事が気になってヨシュアに尋ねた。



「………………………………。今ごろ、遊撃士たちがあの廃坑を捜索しているはずだ。このまま軍とギルドに任せよう。」

「そうそう、メモと設計図を残しただけでも十分だってば。こうしてギルドに代わって人形退治だってしてるんだし。あとは、あの脳天気女たちに任せとけばいいんじゃないの?」

「………………………………」

ジョゼットの口からエステルの事が出るとヨシュアはどこか寂しそうな表情で黙っていた。

「ふ、ふん、何だよ。今さら昔の仲間が心配なの?」

「いや……もう僕には関係のない人達さ。『お茶会』が始まれば軍の警戒もそちらに向かう。その機を逃さずに動こう。」

「おうよ!」

「さーて、忙しくなりそうだぜ。」



そしてヨシュア達は特務兵達の残骸を片付けた後、自分達の次なる目的地に向かった……………





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