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英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク
第107話
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一体どうなっているんでしょう……?リベールとクロスベルはかなり離れていますし………」

(まさか同じ日に二人揃って家族に再会する事になるとか、これも女神(エイドス)の導きってやつか?)

(今の状況を考えると冗談になっていないわよ……)

ロイドがリベールの国外にいる人物である事を知ったケビンやティータは戸惑い、フレンの小声の疑問にアーシアは疲れた表情で答えた。その後ケビン達は自己紹介をし、現在の状況を説明した。



「ま、まさかリベールの”導力停止現象”にそんな真実が隠されていたなんて……しかも七耀教会にそんな存在があるなんて……驚く事があり過ぎて、頭がパンクしそうだ……」

事情を聞き終えたロイドは信じられない表情で呟いた後疲れた表情で溜息を吐いた。

「え〜と……大丈夫か?」

「はい。それで皆さんの話によりますと、元の世界に戻る為に探索しているとの事ですが……もし、よければ俺も探索に加わらせてもらっても構いませんか?もしかしたら警察学校で学んだ事が役に立つかもしれませんし。」

「へっ!?」

「ロイド……と言ったわね。”庭園”を出ればゼムリア大陸では存在していない得体のしれない魔獣―――いえ、”魔物”と戦う事になるけど、大丈夫なのかしら?」

ロイドの申し出を聞いたケビンが驚いている中、アーシアは一瞬フレンに視線を向けた後ロイドに訊ねた。



「……自分の身を守る手段はありますのでご心配には及びません。」

アーシアの疑問を聞いたロイドはトンファーを構えた。

「ふえ?その武器って確か……」

「”トンファー”……」

「東方で使われている武具やな。殺傷力より防御と制圧力に優れている話やけど……確かフレンさんの得物もトンファーでしたな?」

見覚えのある武器を見たティータは目を丸くし、リースと共にトンファーを見つめていたケビンはフレンに視線を向けた。

「ああ。犯人を捕える時とか剣や銃みたいな殺傷力がある武器より、こっちの方が重宝するんだぜ?」

「……?フレンさん、もしかして警察組織のような所に所属していた事があるんですか?」

フレンの話を聞いてある事が気になったロイドは不思議そうな表情で訊ねた。

「あ、ああ。事情があって辞めちまったが、遊撃士のサポートに転職する前はクロスベル警察の刑事として所属していたんだぜ?」

「ええっ!?そ、そうだったんですか……それじゃあ、フレンさんは俺にとって先輩にあたりますね。」

(後でボロが出てきても知らないわよ……)

そしてフレンの答えを聞いたロイドは驚いた後興味ありげな表情でフレンを見つめ、アーシアは呆れた表情でフレンを見つめていた。



「ハハ、”先輩”って言われるようなガラじゃないけど
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