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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第115話
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景色は後で存分に堪能してもらうとして。そろそろ”特別実習”の課題を受け取りに行くとしよう。」

「そ、そうだった。」

「えっと、クラウスさんが預かっていらっしゃるんですか?」

「それなのですが……今日の課題については”プロフェッショナル”の方にまとめて頂く事になりまして。」

「プロフェッショナル……?」

「なんだ、それは?」

クラウスの説明を聞いたガイウスとユーシスは仲間達と共に首を傾げて尋ねた。



「お館様の一存でして。―――街の広場の一角にある”遊撃士協会”にお行きください。そちらで今回の課題を用意してくださっている筈です。」

「遊撃士協会……!?」

「このレグラムに支部があるんですか?」

クラウスの説明を聞いたリィンとエマは驚き

「何で驚くの?リベールの各都市もそうだけどクロスベルにもあったから驚く事はないと思うけど。」

「え、えっと……色々と事情があるんですよ。」

首を傾げているエヴリーヌを見たセレーネは言い辛そうな表情で言った。



「ああ、レグラムには昔から小さな支部があるな。当家とも懇意にしていて色々、助けてもらっている。」

「んー、そうだったんだ。……まあいっか。別に何も言われてないし。」

「……?何の話だ?」

ラウラの説明を聞いて考え込んでいるミリアムの様子に気付いたユーシスは尋ねたが

「あはは、こっちのこと。」

ミリアムは無邪気な笑顔で誤魔化した。



「まあ、とにかく行ってみるとするか。」

「ああ、一日目の課題はなるべく片付けたいしな。」

「それでは爺。さっそく出かけてくる。」

「はい、お気をつけて行ってらっしゃいませ。

その後リィン達は遊撃士協会の支部に向かった。



〜遊撃士協会・レグラム支部〜



「ギルドの紋章……霧も出ているからさっきは気付かなかったな。」

「しかし、不思議だな……帝都の支部は圧力を受けて休止状態になっていたが……」

「レグラム支部は昔と変わらず活動を続けているはずだ。だから帝都支部の話を聞いて私も意外に思ったのだが……」

「んー、帝都の支部ならこの間復活したよ。」

リィンとガイウス、ラウラの会話を聞いていたミリアムは静かに呟いた。



「へ……」

「でも、以前わたくし達が支部に泊まった時は休止状態でしたが……」

ミリアムの話を聞いたリィンは呆け、セレーネは戸惑った。

「夏至祭の時にテロリスト達が都内に魔獣や人形兵器を放ったでしょ?あの時、”たまたま観光に来ていた””ブレイサーロード”達が避難誘導とかして活躍したから、市民達の間で何で帝都の支部がなくなったのかっていう疑問の声
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