暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第106話
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
?」

サラ教官の口から出た予想外の発言にリィン達はそれぞれ驚きの表情でサラ教官を見つめた。

「それじゃ、入って来て。」

「うーッス。」

そしてサラ教官が廊下を見つめて言うとなんとクロウが教室に入ってきた。



8:45―――



〜トリスタ〜



それぞれの教室でホームルームが始まっている中、学院の校門に来た一台のリムジン車が停まった後ドアが開き、そこからある人物達が出て来た。

「はい、到着よ。エヴリーヌお姉様の荷物は寮に送っておいたわ。それでこれがエヴリーヌお姉様の鞄よ。」

「ん。送ってくれてありがと。」

リムジン車が出て来たレンは”トールズ士官学院の夏用の学生服を身に纏うエヴリーヌ”に鞄を渡した。



「やれやれ……まさか本当に編入して来るとはな……」

その時呆れた表情のレーヴェが2人に近づき

「うげっ。何でお前が迎えに来るの。」

レーヴェの顔を見たエヴリーヌは嫌そうな表情をした。



「うふふ、エヴリーヌお姉様はメンフィル帝国の客将なんだから、メンフィル帝国軍に所属しているレーヴェが迎えに来て当然でしょ?」

その様子を見ていたレンは小悪魔な笑みを浮かべながら答え

「学院に来て早々、こいつの顔を見るとか一気にやる気が失せてきたよ……」

エヴリーヌは嫌そうな表情で溜息を吐いた。



「……それ以前に俺は戦闘以外には何の興味も示さず、一日のほとんどを自堕落な生活を送っていたお前が授業をまともに受けられるとは思えないのだが。」

「フン、エヴリーヌはプリネのお姉ちゃんなんだから、そのくらいできて当然だよ。」

「うふふ、レンがしっかりエヴリーヌお姉様に色々な勉強を教えてあげたから大丈夫よ♪エヴリーヌお姉様、プリネお姉様の為に一杯頑張ったのよ♪」

疑惑の目で自分を見つめるレーヴェを見たエヴリーヌは鼻を鳴らして答え、レンが小悪魔な笑みを浮かべて説明した。

「……ならいいが。―――行くぞ。」

「お前がエヴリーヌに指図しないで。じゃ、行ってくるね。」

そしてレーヴェとエヴリーヌは学院に向かい

「ええ、行ってらっしゃい♪楽しい学院生活を送ってね、エヴリーヌお姉様♪」

その様子をレンは小悪魔な笑みを浮かべて見守った後、リムジン車に乗ってトリスタから去って行った。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ