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ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第33話絆深き決闘
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と三時間でボス戦なんだぞ!?それも今までのフロアボスなんか可愛く見えるぐらいの・・・」

「だからだよ!」

今回のボスは本当に強い、強大な敵だ。クォーターポイントのボス戦では必ずって言っていいくらいの多くの犠牲者が出てる。今度はオレ達だって無事じゃ済まないかもしれない。だからーーー

「オレはお前と戦わずに死んだら、絶対成仏出来ねぇ」

たとえ死んでも、悔いのないように死ねるようにしてぇ。

「・・・分かった」

「キリトくん!」

「ライリュウ、外でやろう・・・」

「・・・ありがとう」

オレとのデュエルをキリトは了承してくれた。オレは大広間の扉を開いて、外に出るために歩き出した。
後悔ほど愚かなモノはないーーーだから、本気でぶつかろう。




アスナside

ライリュウくんーーー君は何を考えているの?
キリトくんーーー何故彼とのデュエルを受けたの?
これからボス戦、キリトくんがそこで死んだらわたしも自殺する。そんな事にならないように、絶対に生きてあの湖の見える家に帰ろう。そう誓ったところだったのにーーーどうしてライリュウくんとのデュエルを望んだの?ライリュウくんとのデュエルは意味があるものなの?本当に今じゃなければいけないの?

「《半減決着モード》で良いか?」

「あぁ、後から後悔しねぇように・・・」

『本気でいくぜ!!』

デュエル開始までのカウントダウンが始まった。今する必要はないーーーそう言いたかった。でも、何故か言えなかった。理由はきっとーーー目に見えるほど強い彼らの闘志。止められる訳がない。
そんな中、わたしの首にかけている雫形の結晶が付いたペンダントがーーーわたしとキリトくんの娘、ユイちゃんの心が輝いたような気がした。

「・・・困ったパパだね、ユイちゃん」







デュエルスタート!

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

わたしの旦那様、《黒の剣士》キリトと、その親友《隻腕のドラゴン》ライリュウのデュエルーーー決闘の火蓋は今、切って落とされた。
雄叫びをあげて二人は接近し、互いに鞘から剣を抜いた。
キリトくんは黒き魔剣《エリュシデータ》と白き竜の剣《ダークリパルサー》でユニークスキル《二刀流》を解放。対するライリュウくんはかつての愛剣《ドラゴンスレイヤー》の鉱石でさらに強くなった新たな愛剣、竜の翼《ドラゴンビート》。
ライリュウくんがまっすぐ降り下ろした大剣をキリトくんが二刀の剣をX上に重ねて受け止める。
二人は同じ元ベータテスター。デスゲーム以前のSAOで知り合った二人は今となっては親友同士。時々顔を合わせては憎まれ口を叩いたり、ちょっとした喧嘩をしたりと、まるで親友を越えて兄弟のような関係の少年。
そんな
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