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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃T篇)
第64話
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別実習”で共に協力したクラスメイト達の顔を思い浮かべた。

「な、なんだ……!?」

「”力”を……抑えようとしてんの!?」

「兄様…………」

リィンの行動を見たパトリックとクロウは戸惑い、エリゼは心配そうな表情で見つめ

(さてと。そろそろ私達が止めてあげるべきかしら?そろそろ止めないと不味そうだし。)

(――いえ、どうやらその必要はなさそうですよ?)

リィンを止める為に行動を始めようとしたベルフェゴールにリィンの様子を見守っていたリザイラが制止した。するとその時リィンは元の姿に戻った!



「ぐうっ……はあっ、はあっ…………こ……これ以上……呑みこまれてたまるか…………」

正気に戻って疲弊しているリィンを見た敵はゆっくりと近づき

「くっ………(幸いエリスはエリゼが安全な場所に運んだ……後はこいつを倒すだけだ……あの冬の日を……自分自身を取り戻すためにも!)」

倒れているエリスに視線を向けたリィンは決意の表情で敵を睨んで武器を構え直した。



そして敵が大剣を振り上げてリィンに攻撃しようとしたその時

「そらっ!!」

「二の型―――洸破斬!!」

銃撃と衝撃波が武器を持つ敵の片腕に命中し、攻撃が命中した敵は攻撃が来た方向に振り向いた。

「え――――」

驚いたリィンが振り向くとそこには太刀を構えたエリゼと両手に2丁の導力銃を持ったクロウがいた。

「あの”冬の日”の二の舞にはさせません、兄様!今度はあの時と違って私もいます!」

「加勢するぜ、後輩ッ!パトリック坊やは嬢ちゃんを頼んだからな!」

「ぼ、坊やは止めろ!」

そしてクロウの指示によってパトリックはエリスにかけより、クロウとエリゼはリィンにかけよった。



「すまない、エリゼ!先輩もすみません!」

「おうよっ!ARCUSの戦術リンクも試すぞ!」

「―――来ますっ!」

そしてエリゼとクロウを加えたリィンは再び戦闘を開始した!


「「スゥゥゥ………ハッ!!」」

敵と対峙したリィンとエリゼはクラフト―――軽功で自身の身体能力を上昇させ

「喰らいなっ!!」

クロウは2丁の導力銃で広範囲を攻撃するクラフト―――ダブルクイックで攻撃した。

「!?」

全身に銃撃を受けた敵は怯み

「そこだっ!!」

クロウのARCUSと戦術リンクを結んでいたリィンはその隙を逃さないかのように追撃し

「五の型―――光鬼斬!!」

エリゼは強烈な居合い斬りを敵に命中させた!



「―――――」

するとその時敵は大剣を掲げて雷を異空間から降らせ、降り注ぐ雷はリィン達に命中した
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